今回は、”モールテックスとモルタル”について詳しくお話しをしていきます。
モルタルは以前からある材料ですが、「モールテックス」は、ここ数年でかなり注目されてきている仕上げ材です。
棚や壁・床・キッチン・洗面などに使用でき、使える箇所を選ばず、なおかつ見栄えがとてもいい仕上げ材です。
今日は、そんな似てるか似ていないのかよくわからない”モールテックスとモルタル”について詳しくご紹介していきます。
そもそもモールテックスって??
モールテックスは、ベルギーのBEAL社が開発した薄塗りの左官材のことを示します。
特徴は、2mmの厚さに塗るだけで強度もあります。また、柔軟性があるのがモルタルと異なる点です。
モールテックスは柔軟性があるので、モールテックス自体が割れることはありません。割れる場合は、下地自体が割れたり伸縮してしまった時です。
またモールテックスは、防水性・通気性にも優れているのが大きな特徴です。
モールテックスとモルタルの違いは??
見た目だけで見分けるのはかなり難しく、使用している材料は実はほぼ同じなのです。
大きな違いは、モールテックスと従来のモルタルの違いは、柔軟性・防水性・不燃性です。
同じセメント系の材料に分類されますが、モールテックスは特殊な樹脂をセメントに混入しています。仕上がった表面はセメントの質感を持ちながらも、曲げたわみに対して非常に強くなります。
また、モールテックスは1~2mm程度の薄塗であっても強度があり、そのため従来のモルタルにはありがちだった角の欠けや表面の削れなどがしにくいのが大きな利点です。
更に、薄塗でも高い防水性があるので水回りを仕上げることも可能です。従来のモルタルには防水性はあまりなく、水がつくと下地に染みてしまう場合もあります。
使用できる場所は問われるの??
壁はもちろん、水回りにも使用できるのが、最大のモールテックスの強みです!
防水性もしっかりあるので、キッチン・洗面・お風呂に使う方もかなり多いです。
さいごに
モールテックスは、場所を問わず、使用できる強みがあることがお分かりいただけたかと思います。普通の住宅ではあまり見ない素材を使用することもリノベーションの楽しいポイントです。
ぜひご自宅のリノベーションの参考に!