2022.08.01
リノベーション

和室をリノベーション。どんな壁材にする?

住宅の中に和室がある場合、他の部屋とは違う壁材を使っていることも多いでしょう。劣化などによってポロポロと壁材が落ちてきたり、汚れやキズが目立っている場合は、壁もリノベーションしてみてはいかがでしょうか。

今回は、和室の壁をリノベーションする前に知っておきたい壁材の種類について、その特徴や機能性の違いをご紹介します。

砂壁

砂壁は、砂とのりを練って混ぜたものを壁に塗りつけて仕上げています。砂は、天然砂や砕石を使用しており、これらが着色したり焼成されています。貝殻粉や金属粉、色ガラス粉などを取り入れることもあります。砂壁は和室や床の間によく使われる壁材です。

調湿効果があるため、部屋の湿度を快適にしてくれると言われます。カビやダニの発生を抑える効果も期待できるでしょう。主原料が土や砂で燃えにくい素材でできているため、耐火性も期待できます。また、シックハウスの原因となる有害物質を吸収する機能もあるため、シックハウス対策にもなるでしょう。

ただし、住宅の壁によく使われる壁紙などに比べると、塗ったり解体したりするときに高い技術も必要です。その分、施工費用が高額になりやすいといえるでしょう。さらに手間もかかるため、施工期間が長くなる場合も。また、何かが強く当たったり、経年劣化したりすると砂や粉が落ちるといったデメリットもあります。

聚楽

聚楽壁は土壁の一種で、和室の壁としてよく使われる壁材のひとつです。自然素材を使用しており、和の雰囲気をつくり出します。特徴としては、耐火性、防音性を持つことがまず挙げられます。さらに、調湿効果もあるため、部屋の湿度を快適に保つでしょう。また、消臭機能もあります。

一方、地震などでヒビが入りやすく、汚れやキズも付きやすいというデメリットもあります。施工には技術が必要なため、コストは比較的高いようです。

珪藻土

珪藻土の壁は、植物プランクトンの一種である珪藻が海の底などに堆積して化石化したものを、石灰やセメント、粘土などと混ぜて使用しています。色はある程度選べるでしょう。有害物質を含まず、自然素材であることも人気の理由。さらに耐火性、消臭性、調湿性もあり、部屋の中を快適に保ってくれるでしょう。また、珪藻土はバスマットやコースターに使われるほど、吸水性もあります。

ただし、施工期間は長めで、コストも高い傾向にあります。壁材がポロポロ落ちるため、掃除の手間がかかるというデメリットもあると覚えておきましょう。

漆喰

漆喰は、主原料である消石灰にスサやのりなどを加えて水で練り上げたものです。なめらかな表面に仕上がるでしょう。消石灰は不燃性のため耐火性があり、耐久性、防音性も持ちます。調湿性、消臭効果もあり、カビやダニの発生を抑えてくれるでしょう。有害物質を吸収するため、シックハウス対策としても効果的です。ホコリやゴミなどが付きにくく、お手入れしやすいのも特徴です。

一方、デメリットとしては、施工期間が長くなりがちで、コストも高めであることが挙げられます。また、ヒビが入ることもあります。

腰壁

床から腰の高さくらいまでの壁の下半分は、キズや汚れが付きやすいところです。そのような汚れなどが目立つところに板などを張って腰壁にする方法もあります。和室によく使われる砂壁などは、はがれるとポロポロ落ちてくることもありますが、そのような部分を保護する役割もあります。特に、ペットを飼っている家庭や小さい子供がいる家庭ではキズも付きやすく、気になることも多いのでおすすめでしょう。

汚れを隠したり壁を保護するだけでなく、インテリアの面でもうれしいメリットがあります。全面同じ色だった壁がアクセントのある見た目になり、デザイン性がアップする効果も期待できます。

壁紙

和室に限らず、住宅の壁によく使われるのが壁紙です。中でも、ポリ塩化ビニール樹脂でできているビニール壁紙がメジャーで、模様や柄、色のバリエーションも豊富です。木目調や織物風など、和室の雰囲気に合ったものを選べるでしょう。選ぶものによっては、和室を洋室風に変えたり、和モダンな雰囲気にしたりすることも可能です。

傷みなどがある場合は板材を付けて、その上から貼ります。さらに防カビ、防汚、消臭、調湿など、様々な機能を持った壁紙もあります。

一方、キズや汚れが付いた際に部分的に補修するのは難しく、貼り替えになるというデメリットもあります。

まとめ

和室の壁のリノベーションには、砂壁や聚楽、珪藻土、漆喰などの素材を使用する方法や、腰壁を付けたり、壁紙を貼ったりする方法があります。それまでと同じ壁材を選ぶこともできますが、違うものを選ぶと部屋の印象も変わり、それまでになかった機能性を持たせることができるでしょう。

和室リノベーションの際には、それぞれの壁材の特徴を踏まえて、ご家庭に合った使いやすいものを選びたいものですね。

 

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