2023.02.27
インテリア

漆喰と珪藻土の違いとは?メリット・デメリットで比較

お店などでもよく使われている塗壁。クロスとは違い、施工にもひと手間かかった、柄の違いなども楽しめてリノベーションでも注目されています。

塗壁と言えば、漆喰や珪藻土、土壁などがありますが、最近では、漆喰や珪藻土が人気です。

施工方法や、見た目が似ていて、漆喰と珪藻土って何が違うの?と違いに悩まれる方もたくさんいらっしゃいますね。

今日は、漆喰と珪藻土の違いについて、それぞれのメリットとデメリットで比較していきます。

漆喰と珪藻土の違いについて

漆喰と珪藻土の違いは「自ら固まるか・固まらないか」です。

漆喰は消石灰(水酸化カルシウム)を主原料としています。消石灰は石灰石を1000度以上の高温で熱した後に冷ましてつくられたものです。その消石灰に水・のり、繊維を加えた塗り壁材が漆喰です。
消石灰は、空気中の二酸化炭素を吸収し続け、石灰石(炭酸カルシウム)に戻ります。消石灰は短期間に固まるのではなく、100年を越える長い時間をかけて徐々に自ら固まり、石灰石に戻っていきます。これが漆喰です。

一方、珪藻土は文字通り、珪藻の殻の化石を原料にして作られた素材です。珪藻の堆積している土を原料とし漆喰と同じく、1000度以上の熱を加えることで不純物を除去して、純度を高めます。
そこに固化材といわれる材料を壁として剥がれない、落ちないように固めるために混ぜます。漆喰のように自ら固まることができないので、固める材料が必要となるのが珪藻土です。

両者を比較すると、漆喰の方が強度に優れています。また、水にも強い漆喰は水周りや外壁にも使用することができます。一方珪藻土は、水に弱いため、基本的に内壁しか使用できません。リビングなどの内壁として使用する分には問題ない素材として認識されています。

漆喰のメリット

漆喰を使用するメリットですが、機能性の高さにあります。

漆喰は高いアルカリ性です。このような強いアルカリ性のもので壁を作ると、ニオイのもととなるカビや細菌の繁殖を抑えてくれます。
友人の家に行ったときにニオイが気になったということはありませんか?これは生活臭と呼ばれるもので、どこの家にもあるものです。漆喰壁なら、この生活臭対策ができます。特にお家の中ででペットを飼っている、タバコを吸う人にはおすすめです。

また漆喰には、ホルムアルデヒドという有毒物質を吸着・分解する働きがあります。
シックハウス症候群という言葉を聞いたことはありませんか?シックハウス症候群とは、ホルムアルデヒドを体内に取り込むことで発症するアレルギーの一種です。
この有害物質を吸着・分解してくれるため、抵抗力の強くないお子様やペットを飼っている人、ご高齢の方のお部屋におすすめです。

消石灰は、空気中の二酸化炭素を吸収し続け、ゆっくりと時間をかけて石灰石(炭酸カルシウム)に戻ります。その時間はおおよそ100年と言われており、この長い間お住まいの壁として使い続けることのできる堅牢性・耐久性の高さも漆喰の魅力の一つです。

漆喰は長い目で見ると安い買い物といえます。これはビニールクロスと比較して、張替えの必要性があまりない点からです。
そして燃えない素材として古くはお城や蔵の壁に使用され、現代の住宅に今もなお使用され続けている魅力的な壁材でもあります。建築基準法でも不燃材料として認められています。

漆喰のデメリット

耐久性に優れる漆喰壁ですが、一方でひび割れが発生することがあります。
特に、施工の手順に問題があったり、環境が適していなかったりする場合に、ひび割れが起こりやすいと言われています。
万が一ひび割れが起こっても、上塗りすることで対処は可能ですが、上塗りの手間があるという点は念頭に置いておきましょう。

もう一点は、汚れが目立ちやすいことです。
特に室内の壁として漆喰壁を用いた場合、お茶やコーヒーなどがついた際には、シミとなって残ってしまう可能性があります。
これは、漆喰壁が水をはじかないことから起こる事態です。
多少のシミならば削ることで対処できますが、内装にこだわりがあり、小さなキズも気になってしまうような方には向かないかもしれません。

珪藻土のメリット

珪藻土にもさまざまなメリットがありますが、とくに注目したいのが調湿性の高さです。

珪藻土は「壁が呼吸する」と言われ、お部屋の湿度を適度に調節してくれます。
年間通じてジメジメしたり、カラカラになったりすることもなく、快適に過ごすことができる壁材です。
一方、漆喰もこの調湿効果が十分にあります。漆喰の調湿効果は、ビニールクロスと比較すると数倍以上の性能と実証されています。

漆喰より優れた調湿効果を持っている珪藻土は、もともと湿度の高い環境や、漆喰の調湿効果以上を求めるお部屋に使用するべき壁材と言えるでしょう。

珪藻土のデメリット

まず一点は、粉が落ちやすいことです。

ビニールクロスや壁紙と異なり、珪藻土は土でできているため、触ったり撫でたりした場合、粉がポロポロと落ちてしまうことがあります。
セーターなどで珪藻土の壁に接触した場合は粉がセーターについてしまい、汚れになってしまうため注意が必要です。
また、子供が触ってしまい壁が汚れたり、傷ついたりする可能性もあるほか、こぼれた粉が床に散らばってしまう恐れもあります。

もう一点は、カビが繁殖しやすいことです。

珪藻土の表面は常に乾燥した手触りで、一見するとカビとは無縁のように見えますが、実はそうではありません。珪藻土の吸湿能力が仇となり、水分を溜め込んでいるところに皮脂汚れなどがついた場合、その汚れを餌にしてカビが繁殖してしまう可能性があるのです。
特に手で触れる機会が多い箇所については定期的に水拭きを行う、なるべく通気性を良くして陰干しをするなどして、カビの発生を予防しましょう。
もしもカビが発生してしまった場合は、塩素系漂白剤を使って殺菌を行ったり、目の細かいヤスリでカビごと削り取るなどしてカビが広がる前に除去してしまうことをおすすめします。

まとめ

どちらも、漆喰や珪藻土は他にない仕上がりの雰囲気がありますし、珪藻土にもまた違った魅力があります。

どちらか迷われている方は、是非いろんなショールームなどに足を運んで
たくさんの素材の違いを見てみると良いと思います☺

 

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