2021.12.12
インテリア

無垢のフローリングの価格差について

新築でもリノベーションでも床材に悩まれる方が大変多いですが、無垢のフローリングには憧れるけど、金額が…と悩まれる方がとても多いです。
今回は特に、弊社のリノベーションでも人気なオークoak・メープルmaple・ウォールナットwalnut
について木の特徴と価格差についてピックアップしていきます。

北欧スタイルに欠かせない オークoak

北欧スタイルの象徴でもある、オークの床材は安定の人気があります。
シンプルでナチュラルなインテリアに、明るくはっきりとした木目のオーク材がぴったりです。

オークの木はヨーロッパやロシア、北米など広くに分布しています。
特にヨーロッパでは古くから床材や家具に使われています。

■オークが人気の理由
オークの木の特徴は硬くキズがつきにくいので床材としての人気があります。
成長が遅く、木目が詰まり収縮率や吸水性が低いため硬く、変形しにくいというのも床材に愛用されるひとつの理由となっています。

■オーク材のコストについて
グレードによって、節や白太が含まれることもあり、節があるとコストを抑えやすくなります。
オークなど広葉樹系の木材は長く幅広い材料が取りにくいため、長さ180cmを超える材料は貴重なので金額も高くなります。

シンプル&ナチュラルに メープルmaple

淡い木目が特徴のメープルは北米を中心に生育しています。
葉っぱがカナダの国旗になるほど、北米を特徴とする樹木です。

なかでもメープルは「シンプルでナチュラルなインテリア」に人気です。
木目が薄くやさしい雰囲気が主張しすぎない特徴です。

■主張が優しいメープル
メープルは、緻密な木肌と絹のような透き通った見た目です。
オークほどはっきりとした木目ではなく、木目がまっすぐ通っていて、所々に鳥の小さな目があるような縮み杢が現れます。
この模様がメープルの透き通った木肌を変化させ、より美しい形をつくります。
印刷技術が進歩した時代でも、シート材の床材では表現が難しいのがメープルの特徴です。

■メープル材のコストについて
美しく緻密な杢目、滑らかな木肌で加工しやすく、インテリアとして人気が世界中でも高いこと、北米では森林の伐採規制があり流通量がそれほど多くないことも高級な木材と認識されている理由のようです。

三大銘木の一つ ウォールナットwalnut

ウォールナットはクルミ科の樹木です。
チーク・マホガニーと共に、世界三大銘木として人気のある樹木です。

深みのある木肌が、古くから家具やフローリング材として使用されてきました。
17世紀から18世紀にかけて、ヨーロッパで一大人気を誇り「ウォールナットの時代」とも呼ばれていました。

■家具としてもフローリングとしても人気
ウォールナットのフローリングは重厚感のある濃い木肌が特徴です。
褐色の木肌が高級感を引き立てます。

■ウォールナット材のコストについて
人気があり取れる量が少ないため、他より割高なことが多いです。
広葉樹系の木材は長く幅が広い材料が取りにくく、長さ180cmを超える材料は貴重なので金額もたかくなります。

無垢材の金額の違いは、希少性と美しさ
リノベーションで人気の無垢材ですが、金額を決めるのは無垢材の希少性にあることがわかりましたね。
背景を知っていくと、金額差のなぜ?が少しづつ見えてきます。

さらにみていくと同じ樹木の中でも金額が異なります。
いくつかのグレードに分類されていて、欠点となる節や欠け、マークなどの有無もその基準のひとつです。
美しい木目がある製品は希少で高値になるというわけです。

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