2022.09.15
リフォーム

物件購入前に知っておいてほしい!二重床のメリット・デメリット

マンション選びで意外と重要なのが、床の構法です。

マンションの床構法には二重床と直床の二種類があります。
あまり意識はしないかもしれませんが、床の構法で住み心地は大きく変わるのです。

この記事では、メリットも多い「二重床」の仕組みと特徴、リノベーションの際の注意点などをご説明します。

二重床とは

スラブの上に、床材を支持するためのボルトを立てて、下地材を張った上にフローリングなどを施工します。
コンクリートスラブと床材の間に空間をつくる構法を二重床といいます。

支持ボルトの根本には、振動がスラブに伝わるのを防ぐための防降ゴムが取り付けられています。
床下にできた空間は、給排水やガスの配管、電気の配線などを通すためのスペースとして使われています。

品確法(住宅の品質確保の促進等に関する法律)が2000年に施行されてから普及した構法で、2000年以降に新築された物件に多い傾向があります。

二重床のメリット・デメリット

二重床のメリットやデメリットそれぞれについてみてみましょう。

二重床のメリット

二重床は、配管のメンテナンス性、可変性に優れているのがメリットです。
配管も時間が経てば劣化が進み、水漏れなどの重大なトラブルを引き起こす可能性があります。
メンテナンスや時には交換も必要ですが、二重床でスラブの上に配管が通してあれば。点検口から点検するのも楽ですし、交換も一部床を解体するだけでできます。

フルリノベーションでキッチン、トイレ、浴室など水まわり設備の位置を変える際にも、二重床は有利です。電気の配線や、今ならインターネットの回線を希望の部屋に引きたい場合も、二重床なら対応しやすいでしょう。

中古マンションのリノベーションだけではなく、将来、家族構成やライフスタイルが変わった時のリフォームにも柔軟に対応できます。

二重床には、上下階に伝わる音を軽減する効果もあります。

スラブを介して伝わる音には、重量床衝撃(音床の上で飛び跳ねたり、椅子やテーブルを引いた時に出る低く鈍い音)と軽量床衝撃音(小さく軽いものを落とした時に出る高い音)と2つがあります。

そのうち軽量床衝撃音を遮るには、床材などが音を吸収することが大事です。二重床は、空気層が音を吸収するので、一定の遮音効果が期待できます。

二重床のデメリット

一方、重量床衝撃音は、二重床だとかえって遮音性が低くなる可能性も。

重量床衝撃音は、固く重いスラブ床(骨組み部分の分厚いコンクリート床)ほど伝わりにくい性質を持ちます。

RC造のマンションの場合、遮音性能はスラブの厚さが大きく関係してくるので、床の構法ではそう大きく変わりません。

ただ、振動が空気を経由してより広い範囲に拡散しスラブに伝わった結果、下に音が響いてしまうことがあります。
これを太鼓の一方の皮を叩いた時に、もう片方の皮も振動することになぞらえて、「太鼓現象」といい、二重床特有の問題となっています。

その他のデメリットとしては、二重床とするためには床の支持ボルトや下地材が必要となるため、物件価格やリノベーション費用も割高になること、またリノベーションなどで後から二重床にすると、天井高が少し低くなることが挙げられます。

直床とは?二重床の違いは?

余計な部材がないのでコストがかからず、遮音等級(LL-00の表記のあるもの)の高いフローリングを使えば遮音性能も高められるでしょう。
コンクリートスラブの上に、直接床材を張る構法を直床といいます。

とはいえ、管理規約で床材の遮音性を指定していたり、そもそもカーペット以外は禁止としているマンションも少なくありません。
契約する前、リノベーションの前には必ず確認が必要になります。

直床の場合、水回りだけスラブを低くして配管を通す構法も多いです。時期によってはスラブに直接配管を埋め込んでいるマンションも存在します。

そのため、直床のままでは、違う位置に配管を通すのが難しく、間取り変更、特に水回りの移動ができません。中古マンションを購入して、フルリノベーションしたいと考えている方は気を付けた方がいいでしょう。

フローリングとスラブの間に、遮音性を高めるために緩衝材を施工するので、踏み心地が柔らかく感じられるかもしれません。中にはフワフワして気になる、という方もいらっしゃいます。
また1階の住戸では、スラブからの冷たさが伝わりやすいので、床が冷たく感じられることもあります。

直床から二重にすることはできるの?

結論から言えば、直床を二重床にリフォームすることは可能です。ただ注意点がいくつかあります。

まずは天井高です。
二重床にして床が高くなった分、天井が低くなります。当然躯体のコンクリートを削ることはできないので、十分な天井高が確保できるのか、事前に確かめておくのを忘れずに。
特に、バリアフリー化を目的とする場合、高い方の床に合わせることになりますので、ある部屋だけ天井高が低いなんてことにならないように注意しましょう。

加えて、配管経路にも注意が必要です。

排水のためには、配管に角度をつけなくてはいけませんが、もとが直床で一部、配管用のスペースが設けられているような物件では、きちんと流れるように配管の経路をつくるため、間取りになどに制限が出ることも考えられます。

二重床の見分け方

不動産会社が公開する物件情報に、二重床であることが記載されていることはほとんどないでしょう。二重床の物件がいい、となれば、内見等で見抜かなくてはなりません。

最もわかりやすいポイントとしては、ベランダ側の掃き出し窓をチェックしましょう。

サッシの下枠が床(フローリング)と同じくらいか、若干低い物件は二重床になっていることが多いです。
直床だと、施工上の問題もあり、サッシが床から10cm以上高くなる傾向にあります。

また、ベランダの高さ=スラブの位置となっている建物が普通なので、床がベランダよりも高ければ二重床、同じくらいの高さなら直床であることが多いです。

直床の場合、完成時からカーペット敷きの部屋があったり、クッション性のあるフローリングが使われていたりもしますので、床材を見たり触ってみるのも参考になるでしょう。

ただ、専門的な知識がないと完璧に見抜くことは難しいので、できれば内見時などに専門家に同行してチェックしてもらうのが良いでしょう。

miyabiでは、リノベーションの設計・施工はもちろん、物件選びも専門のスタッフがサポートします。

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