愛知県の県庁所在地である名古屋市は、中部地方における最大の都市です。約230万人の人口が16の区に住んでいますが、子持ちファミリーにとって名古屋は住みやすい町なのでしょうか?
今回は名古屋市の子育て支援制度からおすすめの地区までを紹介します。名古屋市の防災や防犯の情報をはじめ、医療や教育施設などの子育てに必要な環境や支援制度もご紹介します。
名古屋市は子育てしやすい街?
令和4年10月における名古屋市の人口は約230万人。そのうち15歳未満の人口は約27万人で、全体の11.6%を占めています。
ここ数年は12%前後で推移しており、少子高齢化社会であることを考慮すれば、安定した比率を保っていると言えるでしょう。
子どもの人口と教育機関の数
各教育機関の数は以下の通りです。
令和4年10月における名古屋市の人口は約230万人。そのうち15歳未満の人口は約27万人で、全体の11.6%を占めています。
ここ数年は12%前後で推移しており、少子高齢化社会であることを考慮すれば、安定した比率を保っていると言えるでしょう。
各教育機関の数は以下の通りです。
ここ数年間で幼稚園の数は減少しているものの、学校の総数は安定しており、比較的充実した環境と言えるのではないでしょうか。
参考:令和4年度 学校基本統計(学校基本調査結果)「名古屋の学校」- 名古屋市役所
医療機関・商業施設の数
愛知県のみならず、東海地方を代表する大都市であることから、医療機関や商業施設の数はかなり充実していると言えます。
医療機関は日本赤十字社愛知医療センター名古屋第一病院(中村区)や日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院(昭和区)、名古屋大学医学部附属病院(昭和区)、名古屋市立大学病院(瑞穂区)といった大病院が数多く存在します。
名古屋駅や栄駅周辺には百貨店が多く存在し、郊外にはイオンモールやららぽーとといった大型商業施設が点在しているため、買い物に困ることはありません。
事故・犯罪の件数
愛知県の交通事故発生件数は毎年非常に多く、令和4年も大阪に次ぐワースト2でした。名古屋市は前年と比較してみると人身事故件数や負傷者数は減少していますが、愛知県内の交通事故の34%を占めているため、決して少ないとは言えません。
名古屋市で発生した犯罪件数は、愛知県警察の公式Webサイト安心・安全マップでいつでもわかるよう公開されています。
これによると2020年7月から2021年6月までの1年間で、犯罪の発生件数が多いのは順に中区(849件)、中川区(523件)、中村区(420件)、港区(407件)です。
特に自転車盗や車上狙いが多いので、意識して防犯に努める必要があるでしょう。
犯罪件数については区によって異なりますが、昭和区や瑞穂区は比較的少なめです。
その反対に中区や中村区、中川区、港区は多いとされているため、これらの区内で物件を探す際には念入りな事前調査をおすすめします。
自然災害の危険性
名古屋市は平坦な土地が多いため、土砂災害などの被害に見舞われる可能性は低いと考えられます。しかし、海に面していることから津波の心配はゼロではありません。
また、南海トラフ地震の発生も予測されています。住む場所を探す際には、名古屋市公式Webサイトにある防災マップのページからハザードマップを確認しましょう。
名古屋市での子育て支援制度
各自治体が子育て支援制度を設けていますが、名古屋市の制度の充実度が気になるところです。ここでは名古屋市が行っている子育て世帯への支援制度を紹介します。
758キッズステーション
758キッズステーションは、市民、企業、行政が連携して開設した子育て支援の中核施設です。
子育て世帯が孤立せず、誰もが安心して子育てできるよう社会全体で支える仕組みづくりを進めることを目的としています。
親子で遊べるキッズパークや、子育てに関する講座やイベントを開催する部屋などがあり、気軽に利用できます。
参考:758キッズステーション
ひとり親家庭手当
ひとり親家庭手当は、親のいずれかが重度の障害の状態にある場合を含む、ひとり親家庭を対象とした名古屋市独自の支援制度です。
手当額は所得額によって異なります。
名古屋市は「ひとり親家庭等 サポートブック」を発行しており、ひとり親ならではの困り事や、相談事に対してジャンル別に細かく書かれています。このような制度も名古屋市の特徴と言えます。
参考:ひとり親家庭等 サポートブック – 名古屋子ども青少年局
特別支援教育就学奨励費
特別支援教育就学奨励費は、名古屋市立小中学校の特別支援学級などに就学している、障害のある児童生徒の世帯を対象とした制度です。
世帯所得に応じて学用品費や学校給食費などを支給してくれます。
該当する児童生徒に対して、5月中旬以降に学校を通じて申請の案内があります。
受給を希望する場合は学校に申し出て、その後に必要な手続きを確認しましょう。
参考:特別支援教育就学奨励費
子育て支援サービス
子どもと安心して遊べる場所の提供を目指し、子どもと保護者の交流場の提供を行う「名古屋市地域子育て支援拠点事業」を展開しています。
幼児のためには「どんぐり広場」を、児童のためには「児童遊園地」といった遊び場を設けています。
他にも会員同士で一時的に子育ての援助をする「のびのび子育てサポート事業」や、妊娠中や出産後間もない時期で体調がすぐれない女性、家事や育児が困難な女性にヘルパーを派遣する「産前・産後ヘルプ事業 」もサービスの一環です。
ナゴヤわくわくプレゼント事業「BABY YELL!」
子育てに必要なモノやサービスを、各家庭がニーズに合わせて選択できるように届けられる「BABY YELL!」は、名古屋市ならではのサービスです。
また、協賛店である店舗や施設に提示することで、協賛店が独自に定める割引等の特典を受けられる「ぴよか」もなごや未来っ子応援制度として存在します。
名古屋市で子育てしやすいエリア5選
ここからは子育て支援制度や周辺環境など、トータルで見たときにおすすめな名古屋市内のエリアを5つ紹介します。
名古屋市に移住したいけれど、どこを選べばいいのかわからないという方はぜひ参考にしてください。
藤が丘駅エリア(名東区)
名古屋市営地下鉄東山線の始発駅である藤が丘駅。通勤で東山線を使う人には大変便利です。駅周辺に展開されている藤が丘中央商店街には飲食店やスーパー、薬局などが揃っていて、日常品の購入はここだけで事足ります。
おしゃれなスポットが増えていて、カフェやファーストフード店も充実しているのが魅力。比較的若い世代の住民が多いことから、子育て世帯には適していると言えるでしょう。
金山駅エリア(中区)
JR東海道本線や名鉄線が通っている金山駅周辺は、繁華街と言っても過言ではありません。しかし、駅から少し離れるとマンションや戸建てなどの住宅が多く、子育て世帯から一定の人気があります。
駅前には複数の飲食店や雑貨店が集結していて、人が立ち寄りやすい点が魅力。少し離れたところにはイオンモールもあります。習い事教室や塾も多く、教育に力を入れたい家庭におすすめです。
一社駅エリア(名東区)
名古屋市営地下鉄東山線の停車駅のひとつである一社駅。名古屋駅や栄駅にも乗り換えなしでアクセス可能です。東山動植物園までは地下鉄で約4分という立地の良さで、週末の家族のお出かけにはぴったり。
地下鉄東山線の地上を通る道路「東山通」が名古屋駅まで続いているため、都市部へのアクセスもよく、駅から少し離れると閑静な住宅地が広がっています。アクセスがよく閑静な住宅地に住みたい方にオススメです。
徳重駅エリア(緑区)
地下鉄の終点である徳重駅は、近年子育て世帯からの人気が高まっているエリア。街中でありながら自然が豊かなエリアで、お花見スポットとしても有名です。商業施設「ヒルズウォーク」は駅直結で、雨の日の買い物にも大変便利な場所です。
名古屋市の中でも比較的犯罪件数が少なく、公園や図書館が多いエリアなので子育てしやすい、治安の良いエリアと言えるでしょう。
御器所駅エリア(昭和区)
文教区と呼ばれる昭和区内に位置する御器所駅。幼稚園や保育園も多く、待機児童が発生しにくい地区と言えます。区内には街灯が多く、夜でも明るい雰囲気であるため、子どもを守りやすい環境です。
鶴舞線と桜通線の乗換駅であり、名古屋駅や金山駅へのアクセスは良好。車を持っていない人も暮らしやすいエリアです。
さいごに
名古屋市は大都市であり、子育てサポートにも力を入れていることから、日本の中でも子育てしやすいエリアと言えるでしょう。今回はそんな名古屋市の子育て支援制度やおすすめのエリアを紹介しました。
「名古屋のどこに移住したらいいのかわからない」とお悩みの方は、自分の理想とするライフスタイルや予算に合わせて検討してみましょう。
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