2024.02.12
インテリアリノベーション

ダウンライトの特徴と、リビングで使う場合のメリット・デメリット

玄関や廊下、水回りなどで用いられるイメージの強いダウンライトですが、最近ではリビングで使う例も増えてきています。シーリングライトなどのメイン照明を補完するためにダウンライトを用いるだけでなく、ダウンライトを組み合わせてメイン照明にしている部屋も見られるのです。

そこで今回は、ダウンライトの特徴やリビングにダウンライトを設置するメリット・デメリットについて解説していきます。

 

ダウンライトの特徴

ダウンライトとは、天井に埋め込む形で設置する照明のこと。引掛シーリングと呼ばれる器具に引っ掛けて使用するシーリングライトと比べ、天井がスッキリして空間を広く感じられるという特徴があります。

ダウンライトは照らし方によって、大きく「拡散タイプ」と「集光タイプ」の2つに分類することができます。比較的広い空間をまんべんなく照らすのが拡散タイプ、反対に1点集中型でスポットライト的に使用されるのが集光タイプです。例えばダイニングテーブルを照らしたい、飾り棚を照らしたいといった場合には集光タイプが適しており、部屋全体を明るくしたいという場合には拡散タイプが向いていると言えます。

こうして考えると、リビングだと拡散タイプが向いていると考える人が多いかもしれません。実際、リビングの中央部には拡散タイプのダウンライトが使われる傾向にあるようです。ただ、後ほどご紹介しますが、集光タイプを組み合わせて使うことでメリハリのあるリビング照明を実現できます。

 

ダウンライトをリビングで使うメリット3つ

リビング照明で代表的なのはシーリングライトですが、ダウンライトの方が優れている点もあります。まずはダウンライトをリビングに使うメリットについてご紹介していきましょう。

照明が目立たず、空間をすっきり見せることができる

1つ目のメリットが、先ほどもご紹介した空間をスッキリさせられるという点。ダウンライトは天井に埋め込まれているので、天井がフラットになります。シンプルな内装にしたい場合 や、他のインテリアをアクセントにしたい場合などはダウンライトがおすすめ。

ホコリが溜まらないので、メンテナンスしやすい

シーリングライトはゴミや虫がカバーに入り込んでしまうため、定期的に掃除しなければなりません。対するダウンライトは天井に埋め込まれていて、ホコリが溜まりにくい構造。あまり掃除をしなくても綺麗に保つことができるのです。

地震に比較的強い

天井に器具で取り付けているシーリングライトは、地震で落下する危険性があります。一方、ダウンライトは埋め込み式ですので、比較的耐震性が強い照明と言えるでしょう。一日の中で長い時間を過ごすリビングは安全性が重要になりますから、リビングで使うことを考えると大きなメリットですね。

 

ダウンライトをリビングで使うデメリット4つ

続いては、ダウンライトをリビングに使うデメリットについてもご紹介していきます。シーリングライトとの違いに注目しながら見てみるといいかもしれません。

設置場所や照明の数を簡単に変えられない

天井に埋め込むダウンライトを設置するにあたっては、設置場所の天井に穴を開ける必要があります。つまり、後から設置箇所を変更したり、数を増やしたり減らしたりといったことが難しいのです。工事の際にしっかり検討するのはもちろん、将来的な模様替えの可能性も考慮して照明計画を立てなければなりません。

一体型にすると器具ごと交換しなければならない

ダウンライトの器具には、電球が切れた時に電球のみ交換できる「交換型」、器具と電球が一体化している「一体型」という2つのタイプがあります。近年主流となってきているLEDダウンライトでは、一体型が多い点に要注意。一体型の場合、電球が切れると電気業者に依頼して器具ごと交換してもらう必要があります。もっともLEDは寿命が長いので、頻繁に業者に依頼することにはなりません。

製品によっては眩しさを感じることがある

スポットライトの多くは電球が下向きについているため、真下からライトを見上げると眩しく感じることがあります。ライトの下にはソファやベッドを置かないよう、照明計画や家具の配置を検討しましょう。

設置コストが高くなりやすい

ダウンライトそのものは高価なものではありませんが、複数設置することが前提になるため、全体コストとしては高くなりがちです。天井に穴を開けなければならないので、設置場所を選ぶという点もデメリットかもしれませんね。

 

リビング照明をダウンライトにするときのコツ3つ

ここまでダウンライトをリビングに設置する際のメリット・デメリットをご紹介してきました。ご紹介した点を踏まえ、リビング照明をダウンライトにする時のコツを見ていきましょう。

家具の配置と合わせて設置個所を十分に検討する

ダウンライトは後から配置や数を変更することが難しいため、どこに何を置くのか考えた上で照明計画を立てることが大切。例えば、ソファやベッド・寝転ぶ場所の上にはライトを設置しない、ダイニングテーブル上には集光タイプのダウンライトを設置するといった配慮が必要です。

調光タイプのダウンライトを活用する

照明計画を立てる際、どうしてもソファや寝転ぶ場所の上にダウンライトを設置せざるをえない場合も出てくるかもしれません。この時に検討したいのが調光タイプのダウンライト。寝転びたい時だけ光を弱くすることができるなど、生活の利便性が大きく向上します。

必要に応じてシーリングライトと併用する

ダウンライトは複数を組み合わせて照明計画を立てなければならないので、インテリアのプロと相談しながら決めるのがベターです。もし、上手く考えられないのであれば、必要に応じてシーリングライトをメイン照明として併用するのも有効。シーリングライトで最低限の明かりを確保しておけば、後は自由にシーリングライトを配置できますね。

 

まとめ

今回は、ダウンライトをリビング照明として使うメリット・デメリットやコツについて解説してきました。ダウンライトは部屋をスッキリおしゃれに見せてくれるアイテムですが、照明計画を考えるにあたっては注意しなければならない点も多くあります。

miyabiでは、物件探し・設計デザイン・施工までをワンストップでお手伝いさせていただいております。
お客様のライフスタイルに合わせた照明計画も得意としております。ぜひお気軽にご相談ください。

 

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