2025.10.13
インテリア

コンソールテーブル 上手な使い方を解説

主にホテルの客室や海外の住宅で、玄関や廊下など人目につく場所のディスプレイ用として使われるコンソールテーブル。最近では、日本でもこだわったインテリアの一つとして取り入れられることが増えてきました。

しかし、「コンソールテーブルって具体的にどんな家具なの?」「普通のテーブルとは何が違うの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、コンソールテーブルとはどんなものなのかを解説した上で、使い方や選び方のポイント、実際に取り入れた事例をご紹介していきます。

そもそもコンソールテーブルとは

コンソールテーブルとは、ディスプレイ台として廊下や玄関などに置いて使う、コンパクトなテーブルのこと。通常は壁面につけて使用します。奥行は数十cmほどのものが一般的で、細長い長方形や半円形をしているのが特徴です。

一般的なダイニングテーブルやデスクと比べると、奥行きが浅く、幅が広いという独特のプロポーションを持っています。この形状により、狭いスペースでも圧迫感なく設置でき、空間を有効活用できるのが大きな魅力となっています。

コンソールテーブルの歴史

コンソールテーブルの起源は、ヨーロッパの宮殿や貴族の邸宅にあります。パリのルーブル美術館には、ルイ15世時代(18世紀前半)作とみられる豪華なコンソールテーブルが収蔵されており、コンソールテーブルは少なくとも17〜18世紀ごろには存在していたと考えられます。

18世紀以降はさらに広くインテリアに取り入れられるようになり、イタリア・フランス・イギリスなどヨーロッパ各地に根付いていきました。当時のコンソールテーブルは、王侯貴族の権威や富を示すための装飾品としての役割が強く、金箔が施されたものや、大理石の天板を持つもの、精巧な彫刻が施されたものなど、非常に豪華な作りのものがほとんどでした。

当初は装飾性の高い豪華な作りのものがほとんどでしたが、20世紀以降は形状や素材も多様化していきます。シンプルでモダンなデザインのものも現れ、現在では豊富な種類のコンソールテーブルが販売されています。木製のナチュラルなもの、金属製のインダストリアルなもの、ガラス天板のエレガントなものなど、インテリアスタイルに合わせて選べる幅広いラインナップが揃っています。

コンソールテーブルの使い方とは

壁際の小さなスペースでも配置することができるコンソールテーブルは、さまざまな使い方ができる便利アイテムでもあります。続いては、コンソールテーブルの具体的な使い方について詳しく見ていきましょう。

ベーシックな使い方は廊下や玄関のディスプレイ

中世のヨーロッパで使われていた時代から、コンソールテーブルはディスプレイするための家具でした。殺風景で寂しくなりがちな廊下や玄関の壁に置いて、上にデスクライト・花瓶・小物などを飾ることで、空間のアクセントとして存在感を放つのです。

テーブルを置いた壁に絵画を飾れば、一気におしゃれな廊下へと変身させられます。季節ごとにディスプレイする小物を変えることで、訪れる人を楽しませることもできますね。春には花を、秋には紅葉の枝を、冬にはキャンドルを飾るなど、四季の移ろいを感じられる空間演出が可能です。

玄関に置く場合は、鍵やメガネなど日常的に使う小物の一時置き場としても機能します。帰宅時にさっと物を置ける場所があることで、生活の利便性も向上するでしょう。

収納として使ってスペースを有効活用

製品によっては、天板の下に引き出しやちょっとした棚のついたコンソールテーブルもあります。玄関や廊下、ダイニングなど収納が不足している場所に置くことで、ディスプレイ兼小物収納として使うこともできるのです。

玄関であれば、印鑑や宅配便の受け取り用ボールペン、マスクなどの外出用小物を収納できます。廊下に置けば、季節外れの小物や写真アルバムなど、普段はあまり使わないけれど保管しておきたいものの収納場所として活躍します。

また、ソファの後ろにコンソールテーブルを置いている家もよく見られます。ソファを壁から少し離して配置することで生まれるデッドスペースも、幅を取らないコンソールテーブルであれば有効活用が可能です。リモコンや雑誌、タブレットなどリビングで使う小物の収納場所として便利に使えます。

作業スペースやメイクスペースとしても使える

少し奥行きのあるタイプであれば、小さなチェアとセットで作業スペースとして使うこともできます。ノートパソコンを置いて簡易的なワークスペースにしたり、手紙を書いたりする場所として活用できるでしょう。

壁に鏡をつけることで、簡易なドレッサーとしても機能します。ネックレスやイヤリングなどの小物を収納できるタイプを選べば、お出かけ前の身だしなみチェックにも使えて機能的です。寝室に大きなドレッサーを置くスペースがない場合でも、コンソールテーブルなら省スペースでメイクコーナーを作ることができます。

リビングでのサイドテーブルとして

リビングの壁際に配置すれば、飲み物を置いたり、本を並べたりするサイドテーブルとしても活用できます。ソファに座りながら手を伸ばせる位置にあると、非常に便利です。観葉植物を置いて緑のある空間を演出することもできますね。

キッチンカウンターの代わりに

ダイニングとキッチンの境界に配置すれば、簡易的なキッチンカウンターとしても使えます。配膳や一時的な作業スペースとして、料理の効率を高めてくれるでしょう。

コンソールテーブルの選び方

コンソールテーブルを選ぶ際には、いくつかのポイントを押さえておくことが大切です。

サイズを確認する

まずは設置予定場所のサイズを測り、適切なサイズのコンソールテーブルを選びましょう。幅は壁の長さに合わせて、奥行きは通路の邪魔にならない範囲で選ぶのがポイントです。一般的には奥行き30〜40cm程度のものが使いやすいでしょう。

デザインとインテリアの統一感

お部屋のインテリアスタイルに合わせてデザインを選ぶことで、統一感のある空間を作ることができます。北欧スタイルなら木製のナチュラルなもの、モダンスタイルならガラスや金属を使ったシンプルなもの、クラシックスタイルなら装飾性の高いものを選ぶと良いでしょう。

収納の有無

用途に応じて、収納付きかどうかを検討しましょう。純粋にディスプレイ用として使うなら収納なしのシンプルなデザインでも良いですが、実用性も求めるなら引き出しや棚付きのものがおすすめです。

素材と耐久性

長く使うことを考えると、素材の質と耐久性も重要なポイントです。天然木を使用したものは経年変化を楽しめますし、金属製のものは丈夫で手入れが簡単です。使用する場所の環境に合わせて選びましょう。

まとめ

今回は、コンソールテーブルとはどのようなものなのか、どんな使い方があるのか、どう選べば良いのかという点について詳しく解説してきました。

中世ヨーロッパの時代からディスプレイ台として使われてきたコンソールテーブルですが、装飾用だけでなく幅広い使い方ができる優れものです。省スペースで設置できるため、日本の住宅事情にもマッチしやすく、玄関や廊下、リビング、寝室など、さまざまな場所で活躍してくれます。

部屋の中に寂しい場所やデッドスペースとなっている場所があるなら、シンプルなコンソールテーブルを置いてみてはいかがでしょうか。テーブルを置くだけで、部屋に足りなかった彩りをプラスできるかもしれません。また、機能性も兼ね備えたコンソールテーブルを選べば、収納力アップや作業スペースの確保など、暮らしの質を向上させることもできるでしょう。

コンソールテーブルは、インテリアの完成度を高めるだけでなく、日常生活をより便利で快適にしてくれるアイテムです。ぜひ、あなたのライフスタイルに合った一台を見つけて、素敵な空間づくりを楽しんでください。

miyabiでは、物件探し・設計デザイン・施工までをワンストップでお手伝いさせていただいております。お客様のライフスタイルに合わせた家具のご提案も得意としております。コンソールテーブルの選び方やお部屋への取り入れ方についても、お気軽にご相談ください。経験豊富なスタッフが、あなたの理想の空間づくりをサポートいたします。

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