2022.03.31
リノベーション

「中古マンション×リノベーション」が人気! その理由と注意点

「新築マンションは手が出ないけれど、中古マンションなら自分でも購入できそう!」「あえて中古マンションを選んで、好きなようにリノベーションしたい」こういった方々が、この数年で増えています。

確かに、築年数の経ったマンションは価格がお手頃ですが、建物の耐震性や物件の管理状態など中古ならではの気になる点があるのも確か。

そこで、「中古マンション×リノベーション」のメリットとデメリット、物件を選ぶ際の注意点やマンションをリノベーションする際に気を付けたいことなどをまとめました。

中古マンションのリノベーションが人気!注目が集まっている理由は?

理由① 立地のよさ
いい土地、人気のエリアにはすでに多くのマンションが立ち並んでいます。
そのような状況の中で、これから新しく立つマンションだけに選択肢を絞り、理想の住まいを探すのは難しいもの。
中古マンションなら、駅の近くや治安のいい場所、人気のエリアでも購入できる物件数が多いため、いい立地に住むことができるのです。

理由② 価格の安さ
同じ立地、同じ間取りのマンションでも、新築と中古とでは価格が全く違います。
購入価格とリノベーション価格とを合わせたとしても、新築物件よりも安く手に入れられることや初期投資をおさえられることを考えると人気があるのも頷けます。

理由③ 資産価値の高さ
新築住宅の場合、購入した瞬間から価値が下がり始めます。
しかし中古マンションは、中古ゆえすでにある程度価格が安定しているため、よほどのことがなければ購入後に価格が下がることはありません。
長く所有することを考えると、将来の資産価値が下がりにくいことは大きな安心材料です。


800.戸建てリノベーション 

中古マンションの購入前にチェックすべきポイント

中古マンションの購入を選ぶ方は増えていますが、いい面があればそうではない面ももちろんあります。
しっかりとチェックした上で、後悔のない選択をするようにしましょう。

チェックポイント①マンションの管理状態を確認する
新築マンションと比べ、中古マンションは管理状態をチェックすることができます。

特に管理状態に関しては、事前にマンション管理組合の総会資料や議事録を見せてもらうことで、どのような管理がなされていたのか確認することができます。
また、通常の管理以外にもマンションの場合、10数年に1度ペースで大規模な修繕をする必要があります。
毎月支払う管理費や修繕積み立て費がどのように使われているのか、しっかり確認しておきましょう。
健全な管理がなされていない場合、修繕積立費の値上げや別途費用負担などがある可能性があります。
紙面での確認以外にも、エントランスや掲示板、植栽などを確認すれば現在の管理状態を把握することができます。
安心して住み続けることができるのか、把握しておくことが大切です。

チェックポイント②築年数と耐震強度
築年数によって、マンションの状態は大きく変わります。
リノベーションするから多少の劣化は問題ない、と思っていても、マンションの構造そのものが劣化していたら安心して住み続けることができません。
特に耐震精度は1981年の法改正で見直されており、1981年以前に建てられたマンションは現在の耐震基準を満たしていない可能性があります。
もちろん、1981年以前に建てられたものでも耐震性能の高いマンションもありますが、耐震診断を受けているのか、必要な耐震改修が行われているのか、などについては事前に調べておきましょう。

チェックポイント③理想のリノベーションができるかを確認する
鉄筋コンクリートで建てられたマンションの構造は、『壁式構造』と『ラーメン構造』とに分けられます。
壁式構造…壁の面でマンションを支えている構造
ラーメン構造…柱や梁でマンションを支えている構造

近年建てられた多くの高層マンションはラーメン構造で建てられていますが、5階に満たない低層マンションでは壁式構造で建てられているケースが多くなっています。
壁式構造の場合、壁で建物を支えているためリノベーションで壁を撤去しようとしてもできない可能性が高くなります。
マンション購入前に構造を確認し、リノベーションできるのかどうかはあらかじめ確認しておきましょう。
また、排水管が通っている場所によっては、水回りの場所を変更できない可能性があります。
構造と合わせて確認しておきましょう。

チェックポイント④管理規約を確認しておく
マンションには『占有部分』と『共有部分』とがあり、共有部分は勝手にリノベーションすることができません。
もちろん、占有部分でも規約によっては自由にリノベーションできない可能性があります。
マンションの構造だけでなく、管理規約も確認した上で希望するリノベーションができるのかどうかを確認してみましょう。
不明な点に関しては、問い合わせや内覧時に確認しておくと安心です。

チェックポイント⑤売却理由を確認しておく
マンションが売りに出されているということには、もちろん理由があります。
急な転勤や家族都合でやむをえず…ということもありますが、騒音が酷かったり、近隣住民とのトラブルだったりという可能性もあります。
長く住み続けることを考えると、価格や立地だけで購入を決めてしまうと後悔してしまう可能性もあります。
いい部分だけでなく、一見デメリットに感じることもしっかり把握した上で、自分たちの新しい住まいとして選ぶようにしましょう。

チェックポイント⑥マンションの周辺環境
デザインや立地、構造だけでなく、マンションの周辺環境もしっかりチェックしておきましょう。
スーパーや病院、学校といった周辺施設はもちろんのこと、新しく出来る施設や路線情報なども確認が必要です。
あわせて、曜日や時間帯別の交通量、日当たりなども確認しておきましょう。
また、ハザードマップの確認も大切です。
被災想定区域や避難経路、避難場所をあらかじめ把握しておくと安心ですし、いざという時災害から暮らしを守ることができます。

002.マンションリノベーション

中古住宅の購入は業者選びをしっかり行いましょう

中古マンションの購入を進めていく中で、わからないことやアドバイスが欲しいことは多々ありますよね。
自分たちの状況に応じたサポートをしてもらうためには、やはり信頼できる業者を選ぶことが大切です。

・リノベーションする物件が決まっているのか

・物件探しから依頼したいのか

・デザインや暮らしなど理想を叶えたいのか

・素材にこだわり抜いた贅沢なしつらえにしたいのか

など希望する内容に合わせて必要なサポートをしてもらうためにも、しっかりと自分たちの想いを伝え、安心して任せられる業者を選ぶようにしましょう。

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