2023.06.05
リノベーション

ウォークインクローゼット。 メリット・デメリットと適切な間取りをご紹介

ウォークインクローゼットと聞くと、「とにかく広い」「収納スペースが多い」というようなイメージをお持ちの方が多いかもしれません。

そもそも、普通のクローゼットとの違いはどんな点なのか。リノベーションで新たにウォークインクローゼットを設置するには、どんな間取りが良いのか…。

今回は、日常生活を豊かにしてくれるウォークインクローゼットを改めてご紹介いたします。

改めて、ウォークインクローゼットとは

ウォークインクローゼットとは、中に人が入れるスペースがある衣類収納スペースのことを指します。間取り図では「WIC」と表記されることが多いです。

通常のクローゼットと同じように、洋服を掛けるハンガーパイプや作りつけの収納棚のほか、換気や採光のために窓を設けることもできます。

広さは2~3畳ほどのものが多く、一つの部屋のように独立したスペースに扉がついているタイプが一般的です。特に海外ではポピュラーな収納方法であり、海外ドラマなどで目にしたことがある方もいるかもしれません。

最近では、あえて扉をつけずに2つ以上の出入り口があるウォークスルークローゼットと呼ばれるタイプも増えています。

通常のクローゼットとの違い

クローゼットとウォークインクローゼットの大きな違いは、なんといっても「広さ」でしょう。人が歩けるほどの幅が確保されている場合が多く、全身鏡を置けばそこで身支度をすべて済ますこともできます。

通常、クローゼットと呼ばれるものは人が入るスペースがありません。ハンガーパイプがついており、洋服を収納するだけのスペースが確保されているものがほとんどです。部屋の壁にタンスやチェストがはめ込まれている……といったようなイメージです。

極端に荷物が少なかったり、クローゼットよりもほかの部屋の広さを優先したいという場合は、コンパクトな通常のクローゼットが適しているでしょう。

ウォークインクローゼットのメリット 5つ

まず、1つ目はウォークインクローゼットの中で着替えられることです。
ウォークインクローゼットは、クローゼット内にある程度広さがあるため、衣類を取り出してその場で着替えまで済ませることができます。

ただし、中で着替えをしようとお考えの場合は、使用する人の体格を考慮してスペースの大きさを決めるのが良いでしょう。
できれば80センチ×80センチ程度の着替えスペースがあれば快適に使用できるため、目安に設計してみてください。

2つめは、衣類を1箇所にまとめられることです。
衣類を各クローゼットやタンスに収納するのは、非常に面倒な作業です。
その点。ウォークインクローゼットに家族の衣類をまとめて収納できれば洗濯物の収納が格段に楽になり、家事の効率化につながるでしょう。

3つめは、衣類以外の大きな物も収納できることです。
ウォークインクローゼットにはゆったりとしたスペースがあるため、衣類以外にも、スーツケースやトランクといった収納に困りがちな物も置けます。
一般的なクローゼットだと、奥行きが超えるものは横向きに収納する必要があり、使いづらいケースも少なくありませんが、ウォークインクローゼットの場合は心配ありません。

4つめが、衣替えの手間が省けることです。
タンスなどに衣類を収納する場合には、季節ごとに衣替えをする必要がありました。
しかし、ウォークインクローゼットであればたっぷりとスペースが設けられているため、季節ごとに衣類の置き場所を決めるだけですべて収納でき、衣替えをする必要がなくなります。

5つめは、各部屋がスッキリすることです。
寝室に設置するタンスをウォークインクローゼットに変えることで、その分のスペースがなくなり、寝室がスッキリします。
家具を減らすことは耐震にもつながり、家具の倒壊でケガをする可能性も抑えられます。

 

代表的なメリットは次の通りです。

✓収納スペースが広い

✓衣替えの必要がない

✓家全体のデザインを損なわずすっきりした印象を与える

ウォークインクローゼットの最大のメリットは、やはり広さですね!

広さが確保されている分、1年を通して使う洋服を一箇所に収納することも可能です。

洋服にとどまらずバッグやアクセサリー、スーツケース、季節ごとの布団、ゴルフクラブなどスポーツ用品も収納することができます。

部屋のように独立したスペースとして扉がついている場合は、家全体のデザインを壊すこともありません。来客からの目線を遮り、生活感のない印象を与えることもできます。

近年では、「魅せる収納」も流行中です。あえて扉をつけないウォークスルークローゼットにして、アパレルショップのショーウィンドウのような収納にすることも可能です。オシャレ好きにはたまらない演出ですね!

 

一方で「収納は広くて大きい方がいい!」と安易にウォークインクローゼットを選んでしまうのも考えものです。代表的なデメリットも確認してみましょう。

ウォークインクローゼットのデメリット 3つ

 

1つめは、通路がデッドスペースになることです。
先ほどもご紹介したように、ウォークインクローゼットでは、収納内に人が入って使用するため、クローゼット内の通路部分にスペースを設ける必要があります。
この通路部分には人が立つスペースになるので物を置けず、収納スペースをたっぷり設けるにはそれなりのスペースが必要になります。
ウォークインクローゼットは収納力が命なので、もしウォークインクローゼットに十分な面積が取れない場合には、通路部分がない通常のクローゼットの方が向いているかもしれません。

2つ目は風通しが悪くなることです。
ウォークインクローゼットには、家族全員分の一年間の洋服や物が収納されるため、風通しが悪くなりやすいです。
その結果、クローゼット内に結露が生じやすくなったり、カビなどの被害が発生しやすくなったりする恐れがあります。
対策としては、結露しやすい北側の外壁面でない場所を選び、内窓やブライトを取り付ける事などが効果的です。

3つ目はクローゼット内に照明が必要であることです。
通常のクローゼットは照明が不要ですが、ウォークインクローゼットの場合、室内に人が入るため、照明が必要になります。
そのため、わずかではありますが、建築費や電気代がかさむことになるため、節約したいという方には向かないかもしれません。

代表的なデメリットは次の通りです。

✓収納が増える分、部屋の広さが減る

✓配置を考えないと逆に使いにくい収納になってしまう

✓湿気やカビの対策がより必要になる

ウォークインクローゼットは人が入れるスペースがある分、収納スペースとして使える空間はその分減ることになります。

さらに家全体の広さを考えた場合、広いウォークインクローゼットを作れば、その分リビングや寝室のスペースも削られることを考慮しなければなりません。

また、広いからという理由で物や洋服を詰め込みすぎてしまうと、逆にものが見つかりにくくなり不便です。家の中における配置や動線が悪く使いにくいと、結局物置になってしまう……なんてこともありえます。

換気や湿気の対策を怠ると、カビや虫の心配も出てきます。窓を設置するなどの工夫も必要です。窓の少ないマンションでは、室内窓で風の通り道を確保するといった配慮も必要になってきます。

 

ウォークインクローゼットに適した間取り 4つ

ウォークインクローゼットの間取りを考える際には、物を置くスペースと人が通るスペースを事前に考慮する必要があります。
少なくとも、人が通れる幅は60センチ以上確保するのが良いでしょう。
ウォークインクローゼットの間取りには大きく4つの種類があります。

1つめは、I型です。
片方の壁側にすべて収納にして、もう片方の壁際を通路にする間取りで、奥行が広い場合にはI型にすると限られたスペースを有効活用できるでしょう。

2つめは、Ⅱ型です。
左右の壁に収納アイテムを置き、真ん中に通路を設ける間取りで、収納スペースによって季節や使用する人を分けやすいのが魅力です。

3つめは、L型です。
片側の壁際と、奥側を収納スペースにする間取りで、Ⅱ型ではかなり広さが足りないが、I型ではスペースが広すぎてもったいない場合にオススメです。

4つめは、コの字型です。
両脇と奥側の壁をすべて収納にする間取りで、4畳半以上のスペースがある場所におすすめです。

リノベーションで自分だけのウォークインクローゼットを

ウォークインクローゼットは配置する場所や、中の空間をうまく利用すれば実用的にもデザイン的にもとても魅力的な収納場所になります。

ご夫婦で使うのか、ご家族全員で使うのかなど、人数や目的によってウォークインクローゼットのサイズ感も変わってきます。理想的な生活スタイルを今一度見直し、自分だけのウォークインクローゼットを作り上げましょう!

 

miyabiでは物件探しからのリノベーションまで行っております。
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