2023.11.23
リノベーション

床下収納は必要?メリットデメリットを解説

キッチンや洗面所の床に扉が付いているのを見たことありませんか。
これは床下収納といいます。最近はパントリーなどを設ける人も多くなり、床下収納を設ける人は減ってきていますが、あると意外と便利なことがあります。
そこで今回は、床下収納の利用する際の注意点やメリット・デメリットを踏まえた活用方法をについてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

床下収納とは?

木造住宅は建築基準法により、床の高さが地面から45センチ以上離れていなければなりません。そのため、床下には広いスペースができます。そのスペースを有効利用して作られたのが床下収納です。主に1階のキッチンや洗面所部分に設置されることが多いです。

床下収納に何を収納する?

床下収納は明治時代頃から、冷たくて暗い場所に適したお漬物類やお酒などの食品を保管するスペースとして使われていました。
しかし現在では、普段はあまり使わない日用品や調味料などのストック品をしまう場所として活用されています。
床下収納をキッチン下に設けた場合は、非常食など保存期間が長い食品や洗剤類のストックなどを収納しておくのがおすすめです。
また洗面所の下に設けた場合は、つい買いだめしたくなるシャンプー類や洗剤・掃除道具などのストックを収納しておくのがおすすめです。
何を収納するかは自由ですが蓋をあけて、かがんだ姿勢で取り出さなければいけないため重すぎず、かつ使用頻度の低いものを収納するとよいでしょう。

床下収納の種類について

一般的な開口寸法サイズとしては、450角・600角がよく使われます。
高さは深型で約47㎝(一升瓶が収まるサイズ)
浅型で約30㎝(ビール瓶が収まるサイズ)

また、扉のタイプは3種類あり
蓋タイプ:標準タイプでよく見られる、蓋を上に持ち上げる扉です。扉が邪魔にならないため、ものの出し入れがしやすいのが特徴です。
ただし、収納の開口を広くすると、蓋が2枚になったり重くなったりと開け閉めが大変になることがあります。

開閉扉タイプ:下の写真のように開き扉が設置されているタイプになります。片手が塞がっていても開けることができ便利です。
ただし、大きいものを収納する際扉に当たり収納しづらいことがあります。
また、軽い力で押すと上に開く、跳ね上げ式タイプもあります。

スライド扉タイプ:収納自体がスライドするので1つの扉で複数の収納スペースのものを取り出せます。扉を横にスライドするだけなので、扉を持ち上げることなく簡単に物を取り出せますが、重いものを入れすぎるとスライドがしづらくなりますので、注意してください。

床下収納のメリット・デメリット

どういったメリットがある?

🔸床下点検口としても利用できる
床下収納はプラスチックの箱を持ち上げると外れるので、家の基礎や土台、給排水管などを点検できる床下点検口としても活用できます。
床下点検口は義務ではありませんが、あるとシロアリなどお家の異変に早く気づき対処することができるためお家の維持に繋がります。

 🔸人目に触れることがなく収納が増やせる
床下の使わない空間を活用することで収納場所を増やせるなんて一石二鳥ですよね。最近では見せる収納スタイルも人気ですが、ごちゃごちゃしてしまう日用品のストックなどは、できれば人目につかない場所に収納したいですよね。
床下収納は、収納家具を置く余裕がない場合や人目につかない場所に収納したい方におすすめです。

どういったデメリットがある?

🔹湿気がこもる
床下はどうしても湿度が高くなってしまい湿気がこもりやすいため、湿気対策をしないとカビや臭いの発生や、虫が来やすくなります。また、キッチンや洗面所など水回りに設置する場合は特に注意です。床下収納の中には除湿剤や防虫剤を入れておくなど対策すると良いでしょう。

🔹床に段差ができ掃除しづらい
床下収納は、蓋の枠と床との間にわずかな段差ができてしまいます。普段スリッパを履かない方や小さいお子様が歩くと引っかかったりつまずいてしまうことがあります。
その他に、わずかな段差ですがゴミやホコリが溜まりやすくなることもデメリットです。また、床下収納の中を掃除するときは、物をすべて出さなければいけないので掃除は大変になります。

床下収納の注意点とは

🔹マンションは設置できないケースが多い
戸建てと違いマンションの床下は構造上地面との間に隙間がないため、床下収納を設置することができません。
コンクリートの上に木枠を組んでフローリングを貼っているのですが、配管などが通せる程度の隙間しか空いていないので、浅型タイプのものでも高さ30㎝程度の隙間を確保できないところでは、設置することができないのです。

🔹設置場所に注意する
リノベーションで間取りを変える場合、床下収納の位置も動かすことになりますよね。ただし、床下に給排水管がある位置や住宅を支える基礎部分には床下収納は設置できません。そのため、適した場所を見つけ移動させるか、この際無くしてしまうといった選択をすることになります。

🔹重い物はできるだけ入れない
床下収納はあまり強度のないプラスチックで、できているものも多いため重いものはできるだけ入れないようにしましょう。
また、床より低い位置に収納するためしゃがんだ体制でものを取り出す必要があります。ですから、重すぎると腰を痛めてしまうことが起こりますので、注意が必要です。

さいごに

今回は床下収納の活用方法やメリット・デメリットついてご紹介しました。
収納を設けるスペースはないけど、ちょっとした収納が欲しい方にはおすすめですので、検討してみてはいかがでしょうか。

miyabiでは物件探しからのリノベーションまで行っておりますので何がございましたらいつでもご相談下さい。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
▼▼施工事例▼▼

miyabiの事例一覧はこちら >> 施工事例

▼▼EVENT▼▼

見学会や相談会はこちら   >> イベント

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

資料請求ページはこちら >> Click Here

ご来店問合せはこちら  >> Click Here

名古屋のリノベーションならmiyabiへお任せください。

一覧へ戻る