2023.03.16

コンクリート打ちっぱなしってどうなの?メリット・デメリットを解説

オシャレでかっこいいイメージのあるコンクリート打ちっぱなしの壁。
最近ではカフェや美容院などでもよく目にするのではないでしょうか。
またコンクリート打ちっぱなしを売りにしたデザイナーズマンションなどよくみられますが、一方で暮らしにくいとのではないかという声も聞かれます。
そこで今回はコンクリート打ちっぱなしのメリットやデメリットをご紹介します。

コンクリート打ちっぱなしとは?

コンクリート打ちっぱなしとは、壁紙やタイルなどを貼らず仕上げ材がない、コンクリートが剥き出しになっている壁を表します。
構造がSRC(鉄骨鉄筋コンクリート造)やRC(鉄筋コンクリート造)の建物の場合に選択できる仕上げ方法です。
ただし、コンクリート打ちっ放し物件といっても、すべての壁一面がコンクリート打ちっ放しの状態になっているわけではありません。

コンクリート打ちっぱなしのメリット

・デザイン性
コンクリート特有の質感が無骨な雰囲気になります。石や金属・木材とも相性が良く、デザイン性の高いスタイリッシュな空間に仕上ります。
また、コンクリートを枠の中に流し込んで造っていくため曲線壁などを造ることもでき、デザイン性を高められます。

・広い空間をつくることが出来る
天井の下地・仕上げを行わないので、その分天井を高くすることができ、開放感のある空間にすることができます。
またRCやSRCは木造と比べて、窓や開口部や柱の間隔を広くとれるため、ダイナミックな大空間にすることができます。
床や天井の仕上げをしない分、その分の費用が発生しないためコストを抑えられますが、コンクリートの上から塗装する場合には塗装費用がかかります。

・防音性
木造よりも防音性に優れていることもメリットです。コンクリートは比重が重く、音を通しにくいため楽器や映画を楽しみたい人にはいいでしょう。
また、外の騒音が聞こえにくかったり、隣人の生活音や話し声が聞こえなかったりというメリットもあります。
コンクリートの密度や重度によって防音効果に多少の差はあります。

・耐火性
コンクリートは不燃性で、火や熱に強いという特性を持っています。
耐火性に優れていることから建坪率ギリギリで作ることができます。都心で家が密集している場所でも火事が燃え移る危険性が低くなり敷地面積を最大限に活用することも可能です。

コンクリート打ちっぱなしのデメリット

・断熱性に劣る
木造住宅と違ってコンクリートは熱伝導率が高いため、夏は暑く冬は寒くなるため光熱費が高くなります。
木造であれば暖房を切っても数時間は暖かさが残っていますが、コンクリート打ちっぱなしはあっという間に室内が冷えてしまいます。
エアコンを常時つけたり、カーテンを遮熱タイプにし二重窓を付けるなど言った対策をするとよいでしょう。
また結露も発生しやすくなり、放っておくとカビの発生原因に繋がりますので換気することも大切です。

・汚れが目立つ
コンクリートは水分を吸収しやすい性質をもっているので、水分をこぼしたりするとシミになりやすくなります。
クロス仕であれば汚れても張り替えができますが、コンクリート打ちっぱなしはそうはいきません。また、コンクリート壁は劣化によってひび割れや穴が発生します。
定期的なメンテナンスを行うようにしましょう。

・配管・ダクトも剥き出しになる
壁・天井を仕上げ材で仕上げた場合と比較すると、配管がむき出しのデザインが好み場合はメリットとなりますが、好みでない場合には、コンクリート打ちっぱなしは避けた方がよいでしょう。
コンクリートは灰色なので、お部屋の雰囲気はカッコいいですが無機質で薄暗い印象になります。

・壁に穴を開けられない
マンションに住まわれている方はよくご存じかと思いますが、基本的にコンクリート壁に絵を飾りたいからと言って穴をあけることが出来ないことが多いです。
コンクリート打ちっぱなしも同じで、壁掛けテレビや絵を飾ることは出来なくなってしまいます。

・解体してみないとコンクリートの状態がわからない
新築で建てる際には問題はないですが、マンションなどのリノベーションの際で打ちっぱなしを計画される場合は注意すべきことがあります。
よく見かけるコンクリートの躯体はグレーですが、ものによっては、白っぽいものや、黒っぽいもの、また表面がツルツルとしているものもあれば、ガサガサしているものもあるということを頭に入れておいてください。
また、施工を行う職人さんの腕によっても仕上がり具合も変わります。

その他、当時の工事施工中の職人さんのメモ書きが出てくることもありますし、壁や天井の仕上げの施工時の釘が刺さったままということもあります。
そのリスクを頭の片隅においておいて下さいね。

打ちっぱなしデザインのバリエーション

一言でコンクリート打ちっぱなしといっても様々なデザインがあります。
・躯体そのまま
壁や天井を解体して、そのまま使用するデザイン。危険な釘や木材のささくれなどはお客様と相談した上で撤去・処理します。

・躯体のコンクリートに塗装
お部屋の好みの雰囲気に合わせてモルタルで塗装する。塗装の色で多いのは、ホワイトです。一方でコンクリート剥き出しの雰囲気を残すために少し透けるくらいの濃さで仕上げることもあります。
色の塗装と異なり、モルタル塗装で仕上げると表面の質感も変わり、塗り方次第で無骨さをおさえた仕上がりにもできます。

お部屋のどの部分をコンクリート剥き出しにするかによっても雰囲気は異なります。天井のみ、や梁部分のみ、など見せ方はいろいろあります。

コンクリート打ちっぱなし物件を選ぶ際のポイント

実際に住んでから後悔しないためにも確認すべきことがあります。
・カッコよさで選らばないこと
見た目はスタイリッシュでとってもオシャレですが、上記でご紹介した注意点をしっかり理解したうえで選ぶことが大切です。
また、ンクリート打ちっぱなしの仕上げには高度な技術が必要なため、建設費用にコストがかかり一般的なマンションなどと比べて家賃が高い傾向があります。

・断熱材を確認する
外気の影響を受けやすいコンクリート打ちっぱなしですが、断熱材の有か無かをまず確認しましょう。
また、断熱材があっても施工方法によって変わりますのでしっかり確認しましょう。

・湿気対策されているか
湿気がこもりやすく結露ができることも多いいので、除湿器を置いて除湿できる間取りなのか、窓が多い角部屋は避けるなどといった湿気対策がされているか注目しましょう。

さいごに

スタイリッシュなデザイン性や間取りの自由度の高さから憧れられるコンクリート打ちっぱなし。
メリットもありますが、住んでから考えられるデメリットもあるということがわかりましたね。
木造住宅に比べ費用や工期もかかることなので、自分のライフスタイルに合っているが十分検討してください。
miyabiでは、物件探しからのリノベーションまで行っておりますので何がございましたらいつでもご相談下さいね。

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