「マンションには何年住めるのか?」
中古マンション購入を考えている人はそのマンションに何年住めるのか…
こんな事を考えるお客様もいらっしゃいます。
では実際に何年住めるのか。そんな質問に答えていきたいと思います。
まずマンションを細かく分けて考えていきましょう。
下記の項目で分けて行きましょう。
①躯体構造部分(RC造)
②設備部分
①躯体構造部分
ここでのマンション構造はRC造(鉄筋コンクリート造り)についてお話ししていきます。
国土交通省がまとめた「RC造(コンクリート)の寿命に係る既往の研究例」によると「鉄筋コンクリート造建物の物理的寿命を117年と推定」されていますが、
単に鉄筋コンクリートの寿命となります。マンションにはたくさんのその他外的要因が混在します。 コンクリートを雨風にさらしたままですと劣化していくことはみなさんも見たことや経験でご存じだと思います。
一般的なマンションでは外壁はタイルや塗装 屋上部分には防水処理がされております。
この様にマンションの寿命を伸ばすためには、直接外的要因に触れないように処理が必要となります。
また
マンション内部には生活に必要な機器 給水管 排水管 などがコンクリートの中に設置されることあります。
これらの設備機器は水分をコンクリートに吸収させる事につながる事もあります。生活状況による漏水や機器の故障などで起きる漏水など生活には水は必須ですよね。
この水がコンクリート表面から吸収され内部の鉄筋に吸収されると鉄筋が錆、膨張し内部からコンクリートを壊すことにつながります。
今の新しいマンションではコンクリート内部に配管に埋め込むような施工方法をとる事は少なくなってきていますが漏水はいまだなくなってはいないと感じます。
この様な事柄をふまえて
一般的には、躯体部分の寿命は50年と言われています。
ただしこの50年は 税法で定められている耐用年数とは異なりますが、税法で定められている耐用年数は47年なので、47年を寿命と考える人もいます。たとえば金融機関の担保評価では、この耐用年数が重視される傾向にあります。
この金融機関の担保評価からマンションの価値=寿命は50年となる事が
実際にマンションの寿命が50年で住めなくになる事に繋がっていると言えます。お金を貸してくれない評価の低いマンション(築50年以上)は買いたいと思う方は少ないですよね。
この様に実際のマンションの状況が良くても今の日本の金融機関の担保の関係50年を境に存在ができない事実もありますね。
しかしマンションの自体の管理状況をサボるわけにはいきませんので、定期的に修繕をし長く住めるように管理組合などを設置しているところは多いと思います。
この様に「マンションには何年住めるのか?」
マンション個々の管理状況が大きくかかわってきますが、
解説するように築47年以上のマンションは日本にも存在しますし、この点を加味すると税法上の寿命と「住める」という観点から見た寿命は異なるといえるでしょう。
まとめ
このように、マンションの寿命が何年かは明言することはできません。(笑)また、躯体と設備によって寿命も違います。ただ1ついえるのは、躯体も設備もメンテナンスが重要ということです。
②設備部分は次回のコラムにてお話しさせて頂きます。お楽しみに
さいごに
「マンションには何年住めるのか?」についてお話しさせて頂きましたが、
築30年以上のマンションでは日本にどれくらい存在しているのでしょう。
築古で検索すること自体少ないと思いますが、実際は、少なくとも現時点で197.8万戸…つまり全マンションの30%以上が築30年を経過しています。そして、築40年以上は11%以上存在し、築50年以上も1%弱存在しています。
築50年以上は少ないですね…
マンションをお探しの方は是非お問い合わせ下さい。
建築屋目線での物件紹介・リノベーションのアドバイスが聞けると思います。
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