2021.05.22
リノベーション

“リノベーション”が人気になった理由

最近、どこでもよく耳にするようになった“リノベーション”という言葉、略して“リノベ”といわれることもあり、随分身近な存在になってきたんじゃないかな、と思います。
でも現実に、“リノベーション”することが身近になっているのかというと、みなさんの周りにリノベで住み替えたという人はまだまだ少なくて、そもそもなぜ人気になったのかも分かりづらいかもしれません。

今日は、今住宅購入を考える人たちが、リノベーションになぜ注目しているのかをご紹介します。
リノベーションが人気となった理由には社会事情や時代背景があります。
これから新築をお考えの方にも、“リノベーションがなんで人気になってきたの?”と思われる方も是非ひとつの知識として知っておくといいかもしれません。

社会情勢の変化

日本は65歳以上の人口が全体の21%を超える“超高齢化社会”に突入しています。
そして平成27年の総務省の調査は、1920年の国税調査開始以来、初めて人口減少となりました。

高齢化や人口減少は、日本各地に空家問題をつくり、行政の運営やまちづくりにも大きな課題となっていて、その傾向から国も、積極的に中古物件の流通を推し進めようと動いているんです。

それと同時に「新しい家が良い家」とする新築至上主義は、家が余る時代背景と共に廃れてきているのが、最近の傾向なんです。

新しい家を持つことそのものに価値がある時代は終わり、昨今では、自分らしい家に住めるかどうかが、求められる時代となったのです。

文化の変化

私たちの価値観や暮らしを支えるシステムも、大きく変化したのもひとつです。

ひとつは環境問題への取り組みです。
限られた資源を大切に使いながら、持続可能な社会を作ろうとする“エコ”や“オーガニック”への取り組みです。

最近では、まだまだ使えるものを、必要とする人に使ってもらうシステムが暮らしの一部になってきてませんか?
ネットオークションやネットのフリマは、買い手だけでなく、売り手も含めて、「モノとどのように付き合うか」を教えてくれていると思いませんか?

リノベーションが注目されるようになった背景には、古いものの中に価値を見出す傾向が、社会全体に自然と育まれているからなんです。

資産として「新しい家の価値」より「住みたい家や街の価値」

新築至上主義の時代には、新築購入が一つのステータスでした。
その時代には、住まいの場所を選ぶよりも、新築の家を探して、より遠くの郊外へと移り住んだ時代でした。

しかし最近では、「自分らしく暮らせる家や街」が求められています。
職場からの距離だけでなく、家族・友人との距離や趣味が楽しめる環境の方が重視されているのです。

条件が絞られていくと、選択肢は絞られてきます。
少ない物件の中から、「住みたい家」「住みたい街」の希望を叶える一点モノを手に入れるには、リノベーションが最短で最良の方法なんです!

だからこそ、私たちに物件選びからサポートさせて下さい。

リノベーションは、単なる流行の住まいの選び方ではないんです。
日本の社会が抱える社会構成やまちづくりの課題などと深く繋がりがある選択なのです。

リノベーションには、古いものに価値を見出し、手を加えて新たな価値を加え、ライフスタイルを尊重して自分らしい暮らしを実現することができるんです!
そして個性を大切にする人たちにとって、リノベーションは住まい選びに欠かせない選択肢となっています。

自分らしく暮らせる住まいを手に入れましょう!

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