2021.07.09
リノベーション

リノベーションとリフォームの線引きはどこ??

リノベーションとリフォームという言葉がありますが、
その線引きはどこなの??と疑問に思ったことはないでしょうか。

”リノベーション” ”リフォーム”、意外とこの2つの言葉は線引きがよくわからない方も多く、会社選びに迷われる方も多くいらっしゃいます。

今回は、リノベーションとリフォームの違いについて説明していきます。

リノベーションとリフォームの違いは?

リノベーション関連の企業が参加する業界団体であるリノベーション協議会は、
リノベーションとリフォームをそれぞれ次のように定義づけています。

●リフォーム 原状回復のための修繕営繕不具合箇所への部分的な対処
●リノベーション 機能、価値の再生のための改修 その家で暮らし全体に対処した包括的な改修”

 

”原状回復のために、元に戻す”リフォーム

リフォームは「原状回復のための不具合箇所への対処」とある通り、
経年劣化や破損によって、機能的にマイナスとなってしまった部分をゼロの状態に戻すことを指します。

新築から何年か暮らして、古くなってしまった内装、設備を新築の状態に戻すのが主な役割です。
外壁の塗り直しや、壁紙の張替えなどがリフォームにあたります。

一般的に不具合の生じている箇所に対して部分的に対処するので、比較的規模が小さいものとなります。

 

”新たな価値を付加する”リノベーション

対するリノベーションは、建物が現在提供してくれる価値にプラスして新たな価値を付加する改修を指します。

リノベーションは古くなった設備や内装だけでなく、水回りの配置を一から考え直し、これから住む人たちの暮らしに合わせて”つくり替える”のが主な役割となっています。
新築だと”住まいに合わせて人が生活する”ことになりますが、リノベーションを行うことで”人に合わせて住まいを変える”ことが可能なのです。

例えば、子供が自立して、子ども部屋が必要なくなったので、間取りをなくして部屋を大きくリノベーションしたい。
などが例となります。

リノベーションはリフォームと違い、工期も長く、費用も高くなりますが、その分”自分の家を設計”できるので様々な要望を言えるのが特徴です。

まとめ

以上をまとめると現状からプラスαする改修が”リノベーション”
マイナスの状態からゼロの状態まで、もともとの新しい状態まで回復させる修繕が”リフォーム”
と覚えましょう!

また、リノベーションとリフォームで迷った時には、築年数だけで決めずに、専門家に一度相談をして、家の状況を把握しましょう。
今後どう暮らしていくのかによって変わってきますので、しっかりと未来について考えていきましょう。

 

 

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