2023.05.09
住宅ローン

リノベーションの費用もローンで借りられるの?住宅ローンの基礎知識

中古の物件を探して、リノベーションを検討されている方の中には『リノベーションの費用って住宅ローンで一緒に借りられるの?』と疑問を持たれている方もいるのではないでしょうか。

物件購入+リノベーションで避けて通れないのがローンについて。

今回はローンの基礎知識はもちろん、リノベーションでのローンについて詳しく解説していきます。

 

リノベーションで使えるローンの種類

従来、中古物件を購入してリフォーム・リノベーションをする際には物件購入費用は住宅ローンを、リフォーム費用はリフォームローンと別々に借り入れていました。

しかし、今では住宅ローンとリノベーション費用を一体型で借り入れられるローンがあり、審査や諸費用を少なく借りる事が出来るようになりました。

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住宅ローン・・・ 住宅購入費

リフォームローン・・・リフォーム費用

リフォーム一体型住宅ローン・・・物件購入費用+リフォーム費用

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リフォーム一体型のローンにはメリットも多く、以前の様に住宅ローンとリフォームローンを別々で組んだ場合、リフォームローンでは返済年数が最大15年~20年で、金利は2~3%台が平均的です。

それに対して住宅ローンの返済期間は最大35年。金利は0.5%~1%台とリフォームローンに比べて低くなっています。

リフォームローンよりも長い期間、低金利で返済することが可能になったのです。

更に、住宅ローンの場合は団体信用生命保険が付くため、万が一返済中に亡くなってしまった場合には残りのローンが弁済されます。

 

リフォームローンと住宅ローンのメリット・デメリット

もちろん、リフォームローンのメリットもあります。

例えば、審査の基準が低いことや、担保がなくても融資を受ける事が可能、抵当権設定費用が不要、手続きに必要な書類が少ないなどです。

しかしながら、リノベーションの様な大規模なリフォームを行う場合は借入金額が大きくなるため、住宅ローンとほぼ同様、審査も厳しくなり諸費用もかかることがほとんどです。そのため、ほとんどの方が、リフォーム一体型の住所ローンを組むのではないでしょうか。

リフォーム一体型の住所ローンを組むのであれば、先ほども言ったように借り入れに伴う諸費用を安くできたり、一般的な住宅ローン同様、リフォームローンよりも低い金利で借りる事が出来ます。低金利で長期間借りたいという方にはお勧めのローンです。

リフォームローンのメリット

・審査が通りやす

・担保がなくても融資を受ける事が可能

・抵当権設定費用が不要

リフォームローンのデメリット

・高金利で総支払額が高くなる

・返済期間が短期

 

住宅ローンのメリット

・低金利で総支払額を抑えられる

・借り入れ期間が長いため無理のない返済プランが立てられる

住宅ローンのデメリット

・審査厳しい

・希望の借入金額が借りられない場合がある

 

リノベーション一体型の住宅ローンを組む時の注意点

上記のように大規模なリノベーションを行うには金額も莫大になっていくため、リノベーション一体型の住宅ローンの方がメリットが多いと思いますが注意点もあるので確認していきましょう。

Check1 ローン申し込みのタイミングに注意

物件を購入してからどんなリノベーションにするかゆっくりと考えたいと思われている方も多いかもしれません。

しかし、リノベーション一体型の住宅ローンを組む際にはローン申込書も段階でリノベーションの見積や見取り図、工事請負契約書などを金融機関に提出しなければならないのです。

そのため、住宅購入の段階でどのリノベーション会社でどんな設計にしてもらうかも決めておく必要があります。

 

Check2 借入額が減ったり、審査が通らないことがある。

上記でも解説したように住宅ローンの場合、審査が厳しくなります。

そのため、希望の金額が借りれなかったり、最悪の場合審査が通らず住宅ローンを借りられないといったことも考えられます。

そのため、比較的審査の通りやすいリフォームローンを検討しておくのも良いでしょう。

 

Check3 諸費用

リノベーション費用と物件価格以外に、諸費用が掛かります。

物件の仲介手数料や、固定資産税などです。また、手付金は現金で準備する必要があったりもします。こういった諸費用も住宅ローンで賄いたいという方は、諸費用も含めて借入が可能な金融機関を探す必要があります。

 

住宅ローン手続きの流れ

次に住宅ローンの手続きの流れを簡単に説明していきます。

①情報収集

まずはどの金融機関でローンを借りるかを決める必要があります。住宅ローンは金融機関によって内容が様々です。ローンを組む際には団体信用保険や、火災保険なども一緒に契約することがほとんどですが、こちらも金融機関によって異なります。それぞれの金融機関の特徴など比較検討する必要があります。

②事前審査

事前審査をすることで、大体の借入可能金額が分かったり、本審査で承認されずに物件購入が出来ない!などといったことも防げます。

※事前審査に通っても、本審査で通らない場合があります。

事前審査への申し込みは、購入したい物件が決まった段階で行われるのが一般的です。

事前審査は結果がでるまでは通常3日~1週間程度ですので、複数の金融機関で事前審査を行う事も可能です。

③本審査

事前審査に通ったら、物件の売買契約等の手続きを済ませ、本審査の申込みを行います。

ここでは必要書類が多い為しっかりと金融機関に確認しておく必要があります。

④住宅ローン契約

本審査の承認後、正式な契約(金銭消費賃借契約)を金融機関との間で結びます。同時に抵当権設定契約・保証委託契約も締結されるのが一般的です。

⑤融資実行

融資実行の日に購入代金の残金を支払い、さまざまな手続きを済ませて不動産の引き渡しが行われることになります。融資実行日は引き渡し日と同日になることが多いです。

 

まとめ

今回は住宅ローンの概要についてお伝えしました。物件購入にリノベーションと初めての方がほとんどです。この二つを同時に行うため、金融機関選びや、手続きなど不安なことが多いと思います。

住宅ローンを借りる際には、金利だけを比べるのではなく、融資手数料やローン保証料なども比較した上で金融機関を決めることをおすすめします。

また、上記以外にも、照明や、カーテン、家具、家電、引っ越しなどの費用が掛かってきます。

このように物件価格+リノベーション工事費用以外にもいくつか諸費用が掛かりますので、資金計画をしっかりと立てる事が重要です。

スムーズに手続きを行うためにも、早めに専門家に相談してみましょう。

miyabiでは、住宅の相談はもちろんですが、資金計画もリノベーションの知識もあるファイナンシャルプランナーと相談する事もできます。ご自身のライフプランに合った資金計画のお手伝いをさせていただきます。

ぜひお気軽にご相談くださいませ。

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