リノベーションの人気が高まり、自分たちの好みに合わせたリノベーションをしたい!と考えている方が増えてきていると思います。
家族が増えたり、ライフスタイルが変化したり、賃貸の更新で、など。
きっかけは様々だと思いますが、「リノベーションを成功させたい!」という目的は同じだと思います。
そこで今回は、上手にリノベーションを進めるコツを3つご紹介。
なんとなく考え始めたばかりの方も、計画中の方にも参考になれば幸いです。
まずは家族で話し合い
リノベーションのきっかけはなんであれ、まずは家族で話し合うことが大切です。家族といえども意外と知らなかった想いが出てきたりするものです。
家族での話し合いをする時、以下の3つを明確にしておきましょう。
きっかけ・目的を明確にする
□ライフスタイルの変化
「転勤・転職」「結婚」「家族が増えた」「子供が独立した」「ペットを飼いたい」など
□不満
「手狭になった」「収納が少ない」「汚れが目立ってきた」「使い勝手が悪い」など
□資産
「賃貸の家賃と比較して」「老後への不安」など
リノベーションを考え始めたきっかけがあると思いますので、それらをもとに目的を明確にします。設計中はどうしても意見が分かれたり、あれもこれもと気持ちが揺れやすくなります。そんな時に、目的がはっきりしているとブレにくくなるのです。
リノベーションした後のシミュレーションをする
シミュレーションのポイントは3つあります。
①家族構成の変化を考慮する(子供の巣立ち、親の高齢化、自身の高齢化)
②10年後、20年後の使いかたを考える
③他の部屋との関連性を考える
10年・20年と住み続けていく住まいに対して、どのようにライフスタイルが変化していくのか考えてみましょう。
子どもがいれば、数年後には独立するかもしれません。親が高齢化したときに同居する可能性があるか、その時仕事はどうなっているか。今後の住み替えの可能性はあるのか。など考えると様々な可能性が出てきます。
そんな時には、年齢軸で考えると良いでしょう。〇歳で子どもが〇人ほしい。でもわからないから、ひとまず広い部屋を一つ用意しておき、子どもの人数に合わせて仕切りを作るようにしよう。親との同居の可能性があるならば、子どもの独立時期と重なることもよくあるケースです。年齢軸で計画を立ててみると、おおよそのライフスタイルをシュミレーションしやすくなります。
ただ、家族構成にしろ、10年後の仕事にしろ、決めた通りには行かないこともあるでしょう。予定は予定と割り切る柔軟さも必要で、シュミレーションはあくまでベストな選択をするためのツールと捉えておくと良いでしょう。
好みや希望を可視化して伝えやすくする
リノベーションを成功させる秘訣は「好きなものを集めて可視化すること」です。
「好みが似ている」と言っても、自分の好きなテイストを家族や業者に伝えるのは想像以上に難しいものです。
雑誌や本、インターネットなどから好みの画像を集めておくと、自分の中でも徐々にどのテイストが最も好きなのかということを考えるきっかけにもなりオススメです。
集めた画像を共有フォルダに入れるなどして認識のズレがないように整えるとさらに良いでしょう。
資金計画について
家族で話し合い、意見が出そろったらいよいよ本格的にリノベーション計画は動き出します。
資金計画は2つの点から検討しましょう。
1つ目は、「計画しているリノベーションを行うのにいくら必要か」というリノベーションのコスト面です。2つ目は、「リノベーションに必要な資金をどこでどう用意するのか」という資金調達の面です。
資金計画はこの2つ問題を解決することがポイントです。
①計画しているリノベーションを行うのにいくら必要か
リノベーションでは工事の内容によっていくら必要になるかが少しずつ異なるります。
miyabiであれば、過去の経験から工事金額の目安をご提示できます。
また、資金計画作成のすぐに可能です。
②リノベーションに必要な資金をどこでどう用意するのか
資金の準備で大切なのは「いくら必要か」と「いつまでに支払うのか」の2点です。
「いくら必要か」は、計画しているリノベーションによります。資金の準備は自己資金か、金融機関から借入の2パターン。金額が大きくなるリノベーションは頭金+借入で資金を準備するパターンが大半です。
もう一つ重要なのが「いつまでに支払うのか」という支払い期限です。これは事前確認が必要です。ローンの組み方も関わってきます。
不動産(中古物件)+リノベーションを、一社でおこなうワンストップ型であればまるっとローンを組み支払いも1本化できます。使えるローンも有利なものが多くあるのが特徴です。
一方、不動産(中古物件)とリノベーションを別々の会社で依頼した場合は、それぞれでローンが発生します。まず不動産ローンの支払いが先に発生し、不動産引き渡し後にリノベーション工事開始となるのが一般的です。その間仮住まいの費用も発生するので少し注意が必要です。
miyabiでは不動産(中古物件)+リノベーションを、一社でおこなうワンストップ型ですので資金計画の段階からお話しすることができます。
工事会社の選び方
リノベーションの工事会社は大きく分けて「工務店・リフォーム専門店」、「リノベーション会社」、「設計事務所」の3つに分けられます。自分に合っているかを判断するため、それぞれの特徴を知っておきましょう。
工事会社選びはリノベーションの成功を握る大切なポイントです。設計力や技術力と共に、担当者との相性、価値観を共有できるか、信頼できる人なのかも大切なポイントになります。
3つの工事会社の特徴
①工務店・リフォーム専門店
地域密着型で、小回りが利き、工事後も長くお付き合いができるのがメリットです。工務店は規模の差が大きく、それぞれに特徴があります。相性の良し悪しは判断のポイントです。
リフォームでは「もとの状態に復帰」するために工事を行います。壁紙交換、水回り交換、外装塗装などのそれぞれの分野に特化しているケースが多いのが特徴です。
②リノベーション専門店
リノベーションは「もとの状態に付加価値を足す」という目的で工事を行います。間取りによっては室内をすべて解体しゼロの状態から配置を自由に決めたり、素材にこだわって新しい物を作り出すことも得意とします。
③設計事務所
設計事務所や建築家は設計と監理をメインとしていますので、工事店は別に選ぶ必要があります。
あこがれのオシャレな住まい、ライフスタイルや趣味を活かしたリノベーションをしたいなら設計事務所も選択肢になるでしょう。
工事会社選びのポイント
リノベーションをする上でいちばん心配なのは「工事がきちんと行われるかどうか」ではないでしょうか。ものすごく高いお金をかけて行う工事です。きちんと工事が行われているか心配になるのもわかります。
工事会社を選ぶポイントは3つ。「担当者」、「依頼先の雰囲気」、「実際の現場」です。
①担当者の感性・人柄が自分たちと合うか、信頼できるか
工務店、専門店、設計事務所の担当者の感性、人柄が自分たちと会うかどうか。信頼できるかどうかが判断の基準です。信頼のおける営業は強引に勧めたりしません。
ヒアリングを通してお客様も気づかないようなニーズを一緒に探ったり、具体的な情報を提示したり、納得できるような現地確認を行い、判断する際は必ずお客様に確認します。
一生付き合える人かどうかという自分自身の価値観とも照らし合わせてみましょう。
②依頼先の雰囲気はよいか
事務所や展示場で打ち合わせをすることが多くなりますが、お店全体の雰囲気も確認しておきましょう。
また、キッズスペースがあったり、スペースがなくても打ち合わせの際に小さい子供に配慮してくれる担当者は、子育て世代のリノベーションへの理解があると期待できます。
お店の周りにも目を配ってみましょう。資材やゴミが散乱していないか、お店の周りがきれいかどうかは会社としてのスタンスを確認できます。
③現場見学をさせてもらう
工事中の現場は整理整頓されているか、ゴミは散乱していないか、安全対策がされているかなど。現場がきれいに整理整頓されていれば管理が行き届いており、施工ミスがおこりにくい環境づくりができていると言えます。
施主がやらなければならいこと
miyabiでは資金計画からアフターメンテナンスまですべてお任せいただけますが、お施主様にやっていただくこともあります。
工事段階で3つに分けて解説します。
①工事前
施主にとって、相談から工事着手まで一番大変な時期です。なにをすればよいかを把握して、しっかり準備をして乗り切りましょう。
□打ち合わせの日程調整
□工事資金の準備
□(住んでいる物件を改修するなら)工事中の仮住まいの手配
□(新しく住み替えるなら)工事先の電気、ガス、水道の使用開始届
ここには入っていませんが、近隣へのご挨拶は必ず必要です。
niyabiでは近隣挨拶、(マンションなら)管理組合への挨拶を担当スタッフが行いますので、お施主様の負担を減らすことができます。
②工事中
工事は事前に打ち合わせした設計を元に進められます。ただし、リノベーションの場合は工事を始めてからわかることも少なくありません。miyabiではこういった説明も事前にさせていただきます。
工事中は何回か現場で打ち合わせが必要になります。工事中は少し余裕をもち、急な打ち合わせにも対応できるように日程調整を行います。
□工事中の現場での打ち合わせ
□造作棚や家具小物など取り付け位置の打ち合わせ
□追加でやりたくなった工事の打ち合わせ
など
③工事後
工事後の作業も準備しておくと良いでしょう。
□引っ越し(住所移転)
□郵便の転送依頼(届け出があった日から1年間有効)
□前住んでいたところの電気、ガス、水道の停止
□各種補助金、助成金の申請
工事の様子を見つつ引っ越しの準備をする必要があるのでかなり大変だと思います。
補助金についてですが、工事会社によってはお施主様がやらなければならない場合もあります。
miyabiでは各種補助金の申請が可能ですので、工事後もお施主様の負担を減らすことができます。
ただし注意したいのは、住所移転のタイミングです。補助金の関係で、工事よりも前に住所移転が必要な場合があります。ここは担当者とよく打ち合わせが必要です。
まとめ
今回はリノベーション計画の始め方・進め方をご紹介しました。まずは大きな流れをつかみ、各フェーズにおいて詳細を確認していくようにすると良いでしょう。
リノベーションで一番大切なのは目的の明確化です。ブレない家づくりには欠かせません。リノベーションをどう進めていけばいいかわからない時の参考にしてください。
私たちmiyabiでは、物件探し・設計デザイン・施工までをワンストップでお手伝いさせていただいております。
お客様の理想の住まいづくりをサポートさせていただきますので、ぜひお気軽にご相談ください。
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