2023.08.15
不動産

レインズ(REINS)って何?仕組みを解説!

皆様はレインズ【REINS】という言葉を聞いたことはありますか?

物件を探されている方の中には不動産会社で聞いたことがあるかたもいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、その仕組みについて詳しく知っている方は少ないかもしれません。

今回は、レインズ【REINS】について詳しく解説していきます。

レインズについて理解しておくと、悪い不動産業者に対しての抑止力ともなりますので是非ご一読ください。

 

レインズ【REINS】とは?

レインズ(REINS)とは、正式には「Real Estate Information Network System(不動産流通標準情報システム)」のことで、その英語の頭文字をとって組織の通称にもなっています。国土交通大臣から指定を受けた不動産流通機構が運営しているコンピューターネットワークシステムのことを言います。

レインズに掲載されている物件はレインズ会員となっている不動産会社だけが掲載されている情報を閲覧したり、物件の情報を登録することができます。そのため一般の方がレインズを利用することは出来ません。

レインズには全国の不動産物件情報が一元化して集積されているので、不動産会社は登録されている物件を検索したり、売りたい物件を登録したりと、リアルタイムで不動産情報の交換をすることが可能になっているのです。

不動産会社がレインズの会員になるためには条件がありますが、基本的に個人の住宅の売買仲介を行う不動産業者であればほとんどが加入しています。全国で約14万社が利用しており、1990年からサービスがスタートして、不動産業界のインフラ的存在です。

また、レインズは国内4つのエリアに分かれています。

・東日本レインズ・・・北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、
茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、
新潟県、山梨県、長野県

・中部レインズ・・・岐阜県、静岡県、愛知県、富山県、石川県、福井県

・近畿レインズ・・・滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県

・西日本レインズ・・・鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、
愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、
宮崎県、鹿児島県、沖縄県

地域によって管轄を分ける事により不動産取引の適正化とよりスピーディーで円滑な取引をすることが可能になっています。

(出典:公益財団法人 東日本不動産流通機構 http://www.reins.or.jp/about/)

 

レインズ【REINS】への登録義務について

不動産を売りたいときは不動産会社に依頼をしますが、この時結ぶ契約が媒介契約といいます。

媒介契約には3種類ありどれか一つを選びます。

このうち、専属専任媒介契約と専任媒介契約を結んだ場合は不動産会社は物件をレインズへ登録する義務があります。

①専属専任媒介契約

不動産仲介の依頼は一社にしかできません。そして、レインズへは5日以内に登録義務があります。さらには不動産仲介会社は売主へ1週間に1度業務報告をする義務があります。

②専任媒介契約

専属専任媒介契約同様、依頼は一社にしかできません。そして、レインズへは7日以内に登録義務があります。さらには不動産仲介会社は売主へ2週間に1度業務報告をする義務があります。

③一般媒介契約

こちらは複数の不動産会社に仲介を依頼することができます。ですが、レインズへの登録義務はなく、売主への報告義務もありません。もちろん一般媒介契約でもレインズへの登録が義務ではないだけで登録することは可能です。

 

 

レインズ【REINS】の役割

なぜこのようにレインズへの登録義務があるのかというと、不動産会社が他の不動産会社が紹介したか買主には物件契約させたくないということから、囲い込みなどをして売主さんをだまそうとする業者も少なくないからです。

囲い込みや、他の不動産会社が紹介したか買主には物件契約させたくない理由としては、その不動産会社が自社で仲介手数料を独占したいと思っているからという理由があります。

賃貸の契約とは違い、不動産売買では売主と買主の両方が仲介手数料を払うことになります。

そのため、買主を別の不動産会社が見つけてきた場合は仲介手数料を折半することになるのです。

売主側の仲介業者は自社で仲介手数料を独占するために、レインズへ登録をさけて物件情報を隠し、買主を自社で見つけようとします。もちろん、そうなると買主が見つかる期間が伸びたり売主さんには売買機会の損失でしかありません。

そういた行為をさせないためにもレインズへの登録義務があるのです。

 

レインズに登録されていない物件はあるの?

レインズのデメリットとして、物件を売りに出していることが周囲にしられてしまうということがあります。

物件を手放すことを周りの人には知られたくなかったりする場合は、売主さんが一般媒介契約を選択してあえてレインズには登録しないという場合もありますが、基本的にはレインズに登録するメリットの方が多いためほとんどの物件がレインズに登録されています。

 

 

まとめ

今回はレインズについて詳しく解説しました。

レインズは一般の方は利用できませんが、売主買主の双方が安全に不動産取引を行うためには欠かせないシステムです。物件を売ろうとしている場合は万が一、レインズに載せる事を拒まれたりした場合、囲い込みを行っている可能性もあるので注意が必要です。また、これから物件を購入するかたも仲介業者が登録しているか確認しておいても良いかもしれません。

不安がある場合は、大手のポータルサイトを使って、信頼性の高い業者を探すことをおすすめします。

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