2023.03.04
不動産

中古物件を内覧する際の注意点・チェックポイントを解説!

中古住宅は新築に比べて値段の安い物件が多く、マイホームを検討している人の中には中古住宅に興味を持っている方も多いことでしょう。

国土交通省が発表した「令和3年度住宅市場動向調査報告書」によると、新築住宅(注文・分譲)を購入した人の多くは、「新築の方が気持ち良いから」を理由に挙げている一方で、中古住宅の購入を決断した人の多くが「予算的にみて手頃だったから」という点を理由にしています。

また、同調査では物件を選定する上で、立地を重要視している方が多いというデータもあることから、コスパや周辺環境などを鑑みて、中古住宅を選ぶケースは少なくありません。

公益財団法人東日本不動産流通機構の発表によると、2021年には中古住宅の成約件数が過去最高を記録し、首都圏を中心にその需要が高まっています。
(参考:公益財団法人東日本不動産流通機構|首都圏不動産流通市場の動向(2021年)

これらのデータからも分かる通り、今までは当たり前だった“新築信仰”は時代の流れと共に薄れており、中古物件を購入してリノベーションすることがスタンダードになっているのです。

一方で、以前誰かが住んでいた物件だけに「何かしらのトラブルに巻き込まれたりはしないか」と不安に感じている方もいらっしゃるかもしれません。

中古住宅は新築とは違い現物を見ることができるため、実際に住んだときのイメージがしやすい利点があります。もし気になる物件があれば、思い切って内見してみてはいかがでしょうか。

この記事では「内見」とはどんなことをするのかということから、内見の際のチェックポイント、中古住宅で起こりうる回避可能なトラブルなどについて解説します。納得いく中古住宅選びに役立ててください。

ここでは、内覧に行く際のチェックすべきポイントをまとまてご紹介します。

内覧の際の基礎知識について

いざ実際の物件を目にすると舞い上がってしまい、大事なことを見落としたり聞きそびれたりするものです。内覧に行く前には自分の求める条件を洗い出し、優先順位を決めてチェック項目を作っておきましょう。

内覧時の持ち物
●間取り図
●筆記用具
●方位磁石
●スマートフォン/カメラ

複数の物件を見ていると記憶があいまいになるので、すべての部屋を複数の角度から撮影しておきましょう。気がついた点があれば、その都度間取り図に書き込んでいくことをおすすめします。
できればメジャーで室内の寸法を測ってメモしておくと、引っ越しで持っていきたい大型の家具の配置を考える際の参考にもなります。

ここだけは必ずチェックしたい!内覧のチェックポイント9選

1.部屋の向き
1つ目のチェックポイントは、部屋の向きです。日当たりはリフォームで改善できません。時間帯によって日差しの方向は変わるので、磁石で方位を確かめ、間取り図に書き込みましょう。

2.風通しと眺望
2つ目は、とくにマンションで重要となる風通しと眺望です。これらも自分では変えることができません。風が通らないと湿気がこもり、家が傷みやすくなるので、必ず窓を開けて実際に風を通してみましょう。その際、周囲の眺望と騒音にも注意しておきます。

3.間取り
3つ目は間取りです。部屋数や広さだけでなく、部屋の形によっても使いやすさが変わるので、家具を置いた状態をイメージしてみましょう。部屋の開放感に大きく影響する天井の高さもチェックしておきます。

4.床や柱の歪み
4つ目は床や柱の歪み。浮動沈下で傾いた家の修理には莫大なお金がかかりますし、健康被害も懸念されるので、ビー玉を転がすか、できれば床や柱に水平器をあててみましょう。心配な場合はホームインスペクションの利用をおすすめします。

5.外壁や基礎の状態外壁の壁面や基礎。
5つめは外壁の壁面や基礎です。ヒビが入っていると内部の鉄筋や木材が腐食するので、10年周期でマンションなら大規模修繕、戸建住宅なら外壁塗装などの対応が必要です。10年を過ぎているのに何も対処していない物件には注意しましょう。

内覧の際に売主さんに聞くべきこと

内覧のチェックポイントでは主に中古物件のハード面で確認すべきことを取り上げてきました。売主が居住中の建物であれば、内覧は直接売主へ質問できるまたとない機会です。
このチャンスを利用して実際に生活している暮らし心地なども聞いてみましょう。

1.リアルな交通事情
中古物件では交通便の良さを重視する人も多いはずです。物件概要に書かれている利用沿線・駅と徒歩分数だけではわからない実際の交通事情を質問してみましょう。例えばラッシュ時の電車の込み具合やターミナルまでにかかる乗車時間、駅までの道のりで長い信号待ちがないかや近道の存在などです。

バス便があるところでは、電車では直接行けない場所とつながっているケースがあります。通勤時のみならず土日の足になったりもするので、確認してみましょう。

2.生活の利便性
実際にその物件に住んで生活する人だけが知っている情報も有意義です。近隣スーパーの営業時間やお得なポイント制度の有無、近所のクリーニング店や病院などについても聞いてみるといいでしょう。帰宅が遅い人は夜遅くまで営業している飲食店などの情報も価値があります。

3.周辺環境
物件概要では分からない周辺環境には、音や匂いの問題があります。駅チカのマンションでは商店街からの音や匂いが意外と気になったりするものです。また施設の混雑度合いも実際に利用してみないと分かりません。

子どもがいる場合は、公園だけでなく室内で子どもを遊ばせる施設がないかもチェックポイントになります。売主と境遇が近しければそういった生の声も役に立つでしょう。

4.近隣に住んでいる人
一戸建てなら隣近所や町内会の雰囲気なども聞いてみましょう。昔からいる人ばかりの町内会と、新しい住人の入れ替わりがある町内会では雰囲気もかなり変わります。一年の間に大きなイベントなどがあるかどうかも聞いてみましょう。

マンションの場合は隣人のみならず上下階の確認が必要です。音の問題などでトラブルになったことがあるかどうか。世代や家族構成など分かる範囲で情報を得ておくと、先々で役に立つかもしれません。

5.売却の理由について
売主にぜひとも聞いておきたいのが売却の理由です。プライベートな問題なのでかなり踏み込んだ質問にはなりますが、もしその中古物件を気に入らずに手放すのであれば、自分が購入すべきかどうかの判断材料にもなります。

マイナス材料は売主が積極的にオープンしないものですが、2020年の民法改正で売主が下手に隠し立てをすると「契約不適合責任」を問われるようになりました。問題があった場合、買主は契約解除だけでなく追完請求、代金減額請求も行えます。

こうした背景も踏まえて、失礼のない範囲で、聞くべきことをきちんと質問するようにしましょう。

中古物件探しの会社はどうやって選ぶ?

数ある中古住宅の中から、あなたの理想に合う物件を探すのは簡単な作業ではありません。後悔のないマイホーム探しを実現するためには、不動産情報や税制度、建築的知識の豊富な会社に任せなくてはいけません。

ただし、いくら知識が豊富な不動産仲介業者や設計事務所、施工会社に相談してもそれぞれの思惑が異なってスムーズに計画が進まないことも…

そこでリノベーションを考えている方への物件探しでおすすめなのは”ワンストップ”サービスです。

私たちmiyabiでは、物件探し・設計デザイン・施工までをワンストップでお手伝いさせていただいております。
ご希望に応じた物件のご提案や、無理のないローン計画などをご提案します。
そのため、各部門間での情報交換がスムーズで、お客様の時間を無駄にしません。
お客様の理想の住まいづくりをサポートさせていただきますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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