2021.10.15
不動産

中古戸建てを購入の際にチェックすべきポイント

リノベーションでお考えのお客様で、戸建てのリノベーションをお考えのお客様も多いのではないでしょうか。

miyabi では、中古マンションよりも中古戸建てで探される方か多かったりします。

新築の戸建てに比べて安価で自由度の高い、中古戸建てのリノベーション。それでは、リノベーションに向いているのは、どのようなリノベーションなのでしょうか。

この記事では、戸建てリノベーションの場合の、物件のチェックポイントをご紹介していきます。

築年数と耐震性

物件を選ぶ上で重要なのが、建物の価格と安全性のバランスです。築古の物件は安価ですが、その分安全性に問題がありことも。まずは、築年数と耐震性というポイントから確認していきましょう。

1.築20年が表す意味
中古戸建てを選び一つの基準となるのが、築20年という数字です。
住宅は、新築時から徐々に価値が低下するものです。木造住宅は、築15年で新築の約2割まで価値が低下し、築20年を経過すると、建物としての資産価値がほぼゼロになると言われています。

これは、減価償却における木造住宅の耐用年数が22年とされているからです。

つまり、築20年以上の物件は建物を除いた土地のみの価格で手に入れられる場合があるということです。
ただし、この後に述べる耐震性を考慮に入れないと、せっかく安価で手に入れても、後から工事費用で費用がかさむ危険性もあるので注意しましょう。

2.2000年の基準
資産価値からみた築年数の基準をお伝えしましたが、同時に耐震性が確保されているかもチェックしておきたいところです。
1981年6月以降に建築確認を受けている建物は‘新耐震基準‘を満たしており、震度6強~7程度の揺れでも倒壊しない構造になっています。
それ以前に建築確認を受けたものは‘旧耐震基準‘なので、震度5強程度の揺れに耐えられるところまでしか保証されていないことになります。

2000年以前に建築確認を受けた物件を検討する場合、2000年基準を満たす耐震性能があるかどうかを確認しましょう。
万が一2000年基準を満たさない場合には、耐震補強工事の費用を見込む必要があることも。

戸建ては敷地もチェック

中古戸建て住宅の購入を検討する上で、建物と同様に重要なのが敷地です。

リノベーションに際して増築も含めて検討している場合には、建ぺい率・容積率に余裕があるか確認しておきましょう。

また、築古物件においては、現行の建築基準法の基準を満たしていない‘再建築不可物件‘にも要注意です。
リノベーションに支障はありませんが、将来的に立て替えたいと考えても認められません。

物件としての価値も低くなるので、資産価値を求める場合には避けた方がよいでしょう。

さいごに

今回は、リノベーション向きの中古戸建てを選ぶ上でのチェックポイントをご紹介してきました。

リノベーションに適した物件を不動産屋さんに聞くのではなく、リノベーションのプロに相談して、後悔のない物件選びを行いましょう!

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