2023.01.26
インテリア

室内窓のメリット・デメリット。施工例からポイントを解説

リノベーションでも新築戸建でも人気な室内窓。
部屋をおしゃれにするだけでなく採光や風通し、開放感を良く与えてくれ、キッチンやリビングなどに取り付ける方が増えてきています。
今回は、室内窓を取り付けるメリット・デメリットやmiyabiで実際に施工した室内窓の施工事例からオシャレな設置方法やポイントをいくつかご紹介します。

室内窓とは?

屋内のふたつの部屋の間仕切り壁につける窓のことです。壁全体を取り払うことなく2つの部屋の空間をつなげる役割を果たします。
小さめな窓から、天井まで壁のように使う大きめの窓もあり、枠内にはガラスやアクリルが使われます。透明なものや向こう側が見えにくいものなど、使う場所や目的によって選ぶことができます。
外をつなぐ窓やサッシとは異なるので、形状やサイズ、色を自由に決められ室内のインテリア性も高めてくれます。

室内窓を設置するメリット

採光を確保できる
北向きの部屋や間取りの奥に位置する部屋は、外からの光が入らず昼間でも暗い空間になりがちですが、室内窓を日当たりの良い部屋とつなげば、採光を確保しやすくなり閉じられた空間を明るくすることができます。
玄関や廊下など日中でも暗くなりがちで狭い空間でも、明るい部屋の間に設置すると、採光だけではなく閉塞感を感じにくくなるメリットもあります。

風通りが良くなる
風が通りづらい部屋があっても、隣接する部屋から通気性を確保できる。
また、室内窓の開け閉めによって、冷房や暖房を行き渡らせ、快適に過ごせるようになるメリットもあります。
戸建住宅では吹き抜けに室内窓を設けるケースがあり、1階から2階へと風が通り抜けるようになります。

家族の交流につながる
LDKなどの大空間を仕切る際に室内窓をつけると、家族がそれぞれのスペースで過ごしていても気配がわかり家族のコミュニケーションも円滑になります。
例えば、リビングの隣の子供部屋との間仕切りに室内窓をつくれば、家事をしながら子供のようすを見守ることもできるでしょう。
また、コロナ化で在宅勤務が増え、周りの音を消し作業に集中したいが、仕事をしながらも家族の気配を感じていたいと考えている方にぴったりです。

インテリアのアクセントになる
部屋が狭くて家具が置けないけどオシャレにしたいと思っている方、いるのではないでしょうか。室内窓は壁面なのでスペースも取らずにお部屋をオシャレにすることができます。
外窓とは違い防水・防犯などの制約がないため、自由にデザインすることができます。窓枠やガラスのデザインにこだわれば、インテリアのアクセントにもなります。窓枠には木製・鉄(アイアン)製のものがあり、ステンドグラスやガラスブロックなどと組み合わせるとよりオシャレで自分の好みのテイストにできます。

室内窓のデメリット

メリットがたくさんある内窓ですが、もちろんデメリットもあり、取り付ける場所をきちんと考えないと、せっかく付けたのに効果や納得いかないケースに繋がる可能性もあるので事前に知っておきましょう。

・プライバシー確保
家族の気配を感じてコミュニケーションを取りやすい面、プライバシーの確保が困難になるとも言えます。ガラスをモールガラスやカスミガラスなどにしたり、カーテンやブラインドを付ける対処や、設置場所を工夫するなどの配慮も必要です。
見守りが必要なお子様の成長を見越しているか、生活時間や変化に対応できるかなど、家族で事前によく話し合うことが大切です。

設置コスト
自分好みにカスタマイズできオシャレに組み合わせられますが、設置するには高いコストがかかってしまいます。特に造作窓はコストが上がりがちです。
ただし、メーカーの既製品を使えば、コストは抑えられるでしょう。
壁に穴を開けたり、窓枠やガラスを購入したりする費用がかかりますが、外壁窓に比べると、低コストで実現できます。このような事を踏まえてご検討してみてください。

・レイアウト
押し出すタイプや開きタイプの室内窓については、生活動線上に設置すると、通行の妨げとなるため、設置時の具体的な間取りや家具のイメージを持つことが重要です。
また、どこの壁でも設置できるわけではありません。マンションなど構造的に壊すことができない場所には設置できません。
戸建住宅には、壁の内部に筋交いや構造用合板などが入っている耐力壁という壁があります。建物全体を支える役割を果たしている為、そこに設置することは出来ません。
だだし、筋交いを上手く避けられる程度の小さな室内窓なら設置できる可能性はあります。

・その他
室内窓のデメリットはあまりありませんが、強いて言えば、壁よりも窓枠にほこりがたまってしまったり、お子さんの手の届く場所の場合は、指紋などがついてしまい掃除の手間が増えてしまうなんてことも。
また、小さな子どもが良く使う部屋は、もし割れてしまったときのことも考え、アクリル板など安全性の高いものにするのがオススメです。

枠をアイアンのオーダー制作にする場合は、かなり予算がかかります。
miyabiでは、木製の枠をオーダーし塗装することがほとんどです。
アイアンはとてもオシャレですが、錆びやすいというデメリットもありますので、設置場所や日々のメンテナンスを考え採用することをおすすめします。

どのような室内窓があるのか?施工例付きでご紹介

室内窓と取り入れるには目的によって、窓の設置場所や開閉方法、デザインが変わってきます。そこで、まずはどのようなどのような暮らしを実現したいかというイメージを具体的に持つことが大切です。

内装建材にあたる室内窓には大きく2種類あり施工例を参考にご紹介します。

FIXタイプ(はめ殺し) 開かない採光を取り込むだけの窓です。小窓のような細長いタイプから、光を効率よく取り込む為に様々な形状の物があり組み合わせて使うとオシャレになります。

miyabiの施工例

作業しながら見守れる室内窓
奥様の趣味部屋と寝室の間仕切りに室内窓を。

もともとは4枚の引戸があり仕切られていましたが、行き来できる用の扉と造作でFIXタイプの室内窓を施工しました。目線の高さに設置することで隣の部屋を見ながら作業できますね。
このお宅は両方の部屋に窓があるのでより明るい部屋に。
また窓枠を木製で制作したことで、柔らかい雰囲気になりました。

洗面所とリビングをつなぐ室内窓

この室内窓は造作の扉と合わせてグレーに塗装しました。
洗面所の雰囲気に合っていてとてもオシャレですよね。
大きめのものを設置したので、採光を十分に確保でき廊下まで明るくなりました。
洗面所が明るいと身支度をする際気分も上がりますよね。

開閉タイプ 開き戸と引き戸、押し出しのものがあります。開閉タイプは風通しを目的として使用されますが。最近では、家族の気配がわかるようにリビングと廊下や子供部屋と階段など、また寝室とリビングの吹き抜けに使用される事が多くなってきています。

また開閉タイプは、開け閉めの方法によってさらに下記のような種類に分かれます。

参考 https://lohas-material.com/products/interior-window.html

趣味部屋の室内窓
こちらは既製品の室内窓を設置。メーカーの既製品はオーダーの室内窓よりも、かなりお値打ちに施工できます。
ご夫婦で隣同士の趣味部屋があり間仕切りに開閉タイプの室内窓を施工しました。
高い位置に設置することで、目線が気にならず趣味に没頭出来る空間に。

リビングと子ども部屋をつなぐ室内窓
こちらのガラスはチェッカーガラスが使用されており、お子様が大きくなりプライバシーを確保したくなっても安心ですね。
チェッカーガラスは非常に目隠し効果の高いガラスのため、どの種類を選んでいただいても問題ありませんができるだけ格子サイズの小さいものがオススメです。
格子サイズが小さくなるほど、目隠し効果が高まります。

リビングと寝室をつなぐ室内窓(開閉タイプとFIXタイプを組み合わせ)
窓のない寝室ですが室内窓を設置することによって、風通りや採光が確保できるようになりました。またこちらのお部屋は扉からも採光を確保できるためより明るい部屋に。

さいごに

メリットやデメリットをご紹介しましたが、室内窓は形状やサイズ、ガラスの種類や枠の素材などの選択肢が広く、室内と室外間に設置される一般的な窓よりも、デザインの自由度が高い特徴がわかりました。
木製の枠を選ぶか、鉄製の枠を選ぶかだけでも、雰囲気が大きく変わります。
また、マンションの場合は特に窓の数や位置が限られるため、明かり取りや圧迫感の軽減に役立ってくれます。
インテリアとしての役割も果たし、家具との組み合わせなど部屋のコーディネートを楽しくしてくれますので室内窓取り入れてみてはいかがでしょうか。

リノベーションをお考えの際は、ぜひご相談ください。

 

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