皆さんの職場には、”業界用語”はありますか?
どのお仕事にも業界の人にしか使わないような言葉があるかと思います。
建築業界にも難しい業界用語がたくさんあるのです。
今回は、そんな建築業界の用語5選について記事にしたいと思います。
よく使う建築用語① 養生
”養生”という言葉を始めてみる方は、「病気を治すようにつとめること」と思いますよね。
しかし、建築では全然違い意味で使っているのです。
建築用語では養生は「仕上がり部等をシートや板で保護すること」という意味で使っています。
現場では必ずと言っていいほど行う作業ですし、打ち合わせや御見積りなどにも登場する単語になります。
お家をリノベーション・リフォームする際にも使うと思うので覚えておいて損はないと思います。
よく使う建築用語② サブロク
文字に起こすと、3×6と書きます。
意味は”3尺×6尺のサイズ”のことです。
尺とは、mmやcmが普及する以前に使われていた長さを図る単位で1尺=約30.3cmなのです。
サブロクは910mm×1820mmということになります。
どこかで聞いたことのあるサイズだなと思われる方も多いかと思いますが、畳1畳分と同じサイズです。
また、一般的に壁面や天井の材料として使う石膏ボードや合板も、このサブロクサイズが標準サイズとして用意されています。
ちなみに、事業用の軽バンは後部がこのサブロクのサイズが確保できるように設計されていることが多いです。
よく使う建築用語③ 入隅・出隅
入隅・出隅 = いりずみ・でずみ と読みます。
上記の写真のオレンジが出隅で、ブルーが入隅になります。
壁紙やクロス工事の時に、この「入隅・出隅」を使います。
基本的に壁紙・クロスは出隅にジョイント(接合部)を持ってきてはいけないとされているのです。
これは出隅にジョイントがあると剥がれの原因になりやすい理由からです。
なので、ちがった色や柄のものを使う場合など、アクセントクロスなどでクロスの貼り分けを考える際に、入隅で貼り分けるように考えていただけるとスムーズです。
よく使う建築用語④ 笠木
文字からなんとなくイメージできますでしょうか。
意味は「壁の最上端部に取り付ける材料のこと」です。
笠木(かさぎ)とは書きますが、その材料は箇所によって木材であったり金属であったり石材であったりします。
miyabiでは、キッチンの腰壁にタモの集成材を取り付けたり、ホワイトのカウンター材を取り付けたりすることが多いです。
一見細かい部分に思えますが、笠木の厚みや幅を少し変えるだけでもかなり印象が変わってくるので重要な部材の一つなのです。
よく使う建築用語⑤ はめ殺し
急に物騒なワードですが、実は”殺し”という単語、建築現場ではとても良く出てくるワードなのです。
建築用語での”殺し”は”不要な何かを使えなくする”とか”閉じ込める”という意味なのです。
リノベーションではよく、この部分の窓が必要ないので内側から塞いでしまうことがよくあります。そのような時に、はめ殺しなどと言います。
現場ではよく職人さんが「あの配線殺しておいたから」とか、「その配線死んでよ」などと言葉が交わされていたりします。
さいごに
今回は意外と知られていない建築用語として5つご紹介しました。
建築業界ではない方は、知っている用語はありましたでしょうか。
また機会があれば他の用語もご紹介していきたいと思います。
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