住宅工事(建築工事)はお客様からは、新築もリフォーム・リノベーション工事も同じに感じるかもしれません。
「住宅」という意味では新築もリノベーションも違いはありません。
しかし、作る側からみると、「新築とリフォーム・リノベーションは全く違うもの」
リフォーム・リノベーションはすでにある柱や壁を活かしながら進めていきます。
新築の大工さんが、リノベーション工事は面倒と嫌がるケースがあるのも事実です。
リノベーションの工事現場は、想定外のことばかりなのです。
一から柱を立て水平垂直がしっかり自分で作る事が出来る新築工事とは違い
リフォーム・リノベーション工事は現状のあるままに合わせ違和感なく作り上げる事など
数ミリ単位での調節が必要な事も多々あります。
解体してみないとわからない事も多く、あるはずの柱がなかったり、時には腐っているなんてことも。
現況にあわせて材料を準備し、組み立てていかなければならず、図面と工程表通りにいかない場合がほとんど。
ですが、難しいからこそやりがいはとてもあります。
作り手さん『職人』のレベルは高く経験は豊富です。
その方々から教わる事はいつも自分を成長させてくれます。
今の時代、建築工事の監督さんは新築より リフォーム・リノベーション工事の経験が
ある方を重宝される事態となってきました。
職人さんもそうですが、予想にしていない事への対応力を求められる
リフォーム・リノベーションです。
リフォーム・リノベーション工事の難しさは、お伝えさせて頂いた通りですが
今回は、和室の床の間の下がり壁をアールに作りなおす工事をご紹介したいと思います。
こちらの工事も経験を求められる。難しい工事と言えます。
床の間よくある飾り柱
床柱は『人工絞り』と言う物になります。種類はたくさんありますが、よく目にする材料だと思います。
この柱は見ての通りタオルなどを絞った時にできるしわの様な模様が縦に入っています。
現場はこのような感じです。
よく見かける和室ですね。
そこにお客様のご希望のアールのラインを作っていきます。
次にアールのラインをしっかり固定していきます。
今度は壁材になるプラスターボードを張ります。
皆さんの家の壁は、ほとんどがこのプラスターボードを使用していると思います。
完成しました。
クロス工事の完成後は、お引渡し後施工事例など
当社Instagramなどでご覧いただけると思います。
掲載まで今しばらくお待ちください。
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