2023.05.20
リノベーション

2階建てを平屋にできる?平屋リノベーションを解説

近年、平屋の人気が高まってます。上下の移動がなく、生活しやすい点が老後をゆっくり過ごそうという世代や、若い家族からも注目されているようです。

平屋の住まいを手に入れるには、新築するか平屋の中古物件を購入するしかないと思われがちですが実は今お住まいの2階建て以上の平屋にリノベーションすることもできるのです。

この記事では、平屋のメリット・デメリット、リノベーションで平屋にする場合の注意点について説明します。

平屋とは

今さらではありますが、平屋とは要するに「一階建て」の家のことです。

古民家などには、平屋の例がたくさんありますよね。
昔ながらの住まい、というイメージも強いのではないでしょうか。

しかし、一戸建てでありながらワンフロアで家全体が完結するので、空間としてはマンション生活に慣れている日が平屋に住みたいと考えるケースも増えているとか。

現在では土地の余裕が少ない都市部はもちろん、ある程度広い土地があっても2階建て以上とすることが主流になっていますが、最近では郊外や地方を中心に平屋の事例が増えています。

平屋のメリット・デメリット

「一階建ての住宅」である平屋や、戸建て住宅で一般的な「二階建て」「三階建て」などの複層住宅に比べて、平屋ならではのメリットとデメリットがあります。

●平屋のメリット

平屋のメリットとしては
1.上下階の移動が不要で暮らしやすく安全
2.家全体に目が届きやすい
3.耐震性が高い
4.冷暖房効率が良い
などの点が挙げられます。

平屋はいわばワンフロアの住まい。
他の部屋に行くとき、わざわざ階段を上り下りしなくても移動でき、生活動線がコンパクトにまとまります。

高齢者によっては足腰への負担軽減や転落のリスク回避にもなります。小さいお子様がいるご家庭にとっても安全な環境といえるでしょう。

また、階段の下は収納をつくるぐらいしか活用法がありません。階段のない平屋は、こうしたデッドスペースができにくのも利点でしょう。

どんなにオープンなつくりにしても、一階にいると二階以上にいる家族の様子はわかりにくいものです。
平屋ならLDK・浴室・トイレ・各個室など全てのスペースが同じ階にまとまっているので、コミュニケーションも取りやすく、どうしているかが気になる子どもや高齢の家族がいても安心です。

高さのある建物は、地震や強風の力が加わったときに揺れやすいうえに、二階以上の重さも揺れを大きくする原因になります。
平屋は低く、建物自体が軽いので、地震や風の力に対して強いのが特徴です。

二階の重量を支えるためには、柱や壁の配置も重要ですが、平屋はそうそたいことを考えなくてもいいので、間取りや大規模リノベーションの自由度も高くなります。

ワンフロア計画なので空気が家の上部・下部にたまるようなエリアができにくく、冷暖房の効率もアップします。
光熱費の削減も期待できます。

そのほか、新築時の建築費が安い、外壁や屋根を工事する場合には安価といった点もメリットです。

●平屋のデメリット

一方で平屋で問題になりやすいのが、日当たりです。
高さが低い分、周りに一般的な戸建て住宅があるだけでも日当たりは悪くなりやすいのがデメリットといえるでしょう。

近年は大きな水害が多発していますが、平屋だと2階以上に避難することはできません。ハザードマップで水害の危険性が指摘されている地域などでは特に注意が必要です。

また、言うまでもないことですが、2階と比べて床面積は狭くなりますので、広い面積が欲しい場合には、大きな土地が必要となります。

リノベーションで平屋にできる?

平屋の住まいを手に入れるには

●新築(または建て替え)する
●中古で平屋の物件を探す

この2つの方法が思いつくでしょう。

しかし、現在一戸建てにお住まいで「平屋に建て替えたいが、今の住まいも気に入っているし、費用も不安」とお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方にぜひおすすめしたい第三の選択肢があります。「2階建て以上の住宅を平屋にリノベーションする」方法です。

床面積を減らす改修を一般的に「減築」といいますが、2階建てを平屋にするもの減築の一種。

平屋へのリノベーションは、大掛かりな工事が必要で工事費用として1000万円以上かかるケースも少なくありませんが、むしろスケルトンリフォームを行い、住宅性能や使い勝手を大幅に高めるチャンスとも言えます。

耐震補強をする、断熱材を施工する、最新の設備を入れてオール電化に、家全体をバリアフリー改修など。
さまざまなリノベーション・リフォームを同時に行うことで古い物件でも安全で快適な住まいに生まれ変わらせることができます。

リノベーションで平屋にする際の注意点

現在、2階建ての住宅を減築して平屋建てにリノベーションする場合、収納空間の計画や
工事費用、住みながらの工事を考えている場合に注意したいポイントついて解説します。


限られた面積を有効に使う工夫を

2階建てに比べて平屋は有効に使える面積が少なくなります。

お金に余裕があってとにかく広い土地が手に入るならいいでしょうが、現実はそうもいきませんよね。
平屋を希望する方の中には、「生活空間はコンパクトにしたい」という方が多いですが、盲点になりやすいのが必要な収納空間です。

屋根の面積は2階建てより広くなるので、ロフトや小屋裏収納などをつくるなど、限られた面積を有効に使う工夫が必要になるでしょう。


工事費用はケースバイケース

工事を計画する前に、費用感がわかれば安心ですね。
しかし二階建て住宅を平屋にするリノベーション工事の費用は、ケースバイケースで大きく異なり、一概にいくらと言いにくい特長があります。

二階部分の解体費用や、新たな屋根の設置費用は、二階の面積によって大きく変わってくるためです。

また、この機会に一階部分の減築や増築を行いたい、という場合もあるでしょう。
床面積は変わらずとも、天井高を高くしたい、ロフトを設けたいといった方もいらっしゃるかもしれませんね。

さらに、外構やエクステリアの工事(ベランダがなくなるので物干しを庭に作りたい等)の内容も、工事費を大きく左右する部分になります。

平屋と一口にいっても、間取りも、既存の建物の条件も、人によってさまざま。
自由度が高い分、費用の目安がいいにくいと言うこともできるかもしれませんね。

物件が決まって、ある程度イメージが固まったら、リノベーション・リフォーム会社にまずはプランと費用見積りのご相談をしてみましょう。

 

工事中は仮住まいが必要

現在お住まいの住宅をリノベーションを行う場合には住みながらの工事を希望されることもあるでしょう。
2階建て住宅を平屋にする場合には、大規模な工事になるため、住みながらの工事を行うと工事中の作業員の出入りや騒音、ホコリなどのストレスにさらさせるため、現実的ではありません。工事期間中は必ず仮住まいをしましょう。

そのため、諸経費として工事中の仮住まい費用と往復の引っ越し費用、家財道具の預かりを依頼する場合はその費用と預け先も必要になります。

 

確認申請が必要な場合も

増築(床面積が10㎡増える工事)を行う際は確認申請が必要になります。
※防火・準防火地域は10㎡未満も対象です。

では減築はどうなのでしょうか。

基本的には面積が減るだけなら確認申請は不要です。

しかし、2階建てを平屋にする場合、屋根の解体や葺き替えといった工事が発生します。
法律上、これらは確認申請が必要とされる「大規模な修繕」などに該当します。

また「2階を撤去したが、1階を10㎡以上広げる」といった工事は、法律上「増築」とみなされます。

さいごに

全ての生活がワンフロアで完結する平屋の住まいは、2階建てに比べて家族のコミュニケーションがとりやすい、耐震性や耐風性に優れる、何よりも上下移動の負担がないといった魅力があります。

リノベーションで2階建てを平屋建てにする場合は、メリットはもちろん注意点やデメリットも理解した上で行うことが大切です。

工事費用も、ご要望や条件によりさまざまです。
物件が決まっていたりご自宅の工事のイメージがある程度かたまったら、まずは御見積りの相談をしてみるのがよいでしょう。

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